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まるで名作アルバムのようなプラモデル。「タミヤ 1/72 メッサーシュミット Bf019 E-3」

DSC_7189.jpg▲どんなプラモも完成後の撮影は楽しい!

 タミヤ 1/72 メッサーシュミット Bf019 E-3。世界中で何万人にも楽しまれたプラモだと思う。先日僕もそのひとりになった。なんだか有名なバンドの名作アルバムを楽しんだみたいだ。CDやレコードも同じものを買っても聴く人によって感想が違うように、プラモデルも同じパーツが入っているのに、作る人によって全く違ったものになる。だからこの趣味は楽しい。やめられない。自由と声を挙げずとも、作られたものはすでにあなたの思いがこもった自由の塊なのだ。
IMG-1402.jpg▲完成見本の写真もいいけど、イラストの方が好き。1/48の同機の箱がかっこいいんだよね

 どこにでも売っていて、手に取りやすいこのプラモデル。パーツは美しく、接着剤でピタピタとパーツが貼り合わさっていく。40分もあれば形になった姿を見ながらお酒やお茶を飲んで、楽しかった余韻をゆっくり味わえる。僕の大好きなプラモの条件がすべて揃っている。

IMG-1403.jpg▲パーツはこれだけ。プラモデルのパーツが入っている枠とパーツ配置もとても美しく、どこに何のパーツがあるのかも探しやすい。これがタミヤの普通の仕事なのだ。こんなプラモをランチ価格で楽しめる僕らはなんて幸せなんだ

IMG-1401.jpg▲手のひらサイズなのも良い。15分で、飛行機の形を楽しめて、その翼に思いを馳せることができる

 最近は筆塗りが本当に楽しい。ペタペタと塗るたびに、プラモデルがどんどん飛行機になっていく。エアブラシもいいんだけど、なんだろう、ダイレクトに楽しさが伝わってくるのだ。綺麗に塗ろうじゃなく、楽しく塗ろうという気持ちがどんどん前に出てくる。だからこそ完成後もなんだか愛おしく見えてくる。そんな風に塗れたプラモと、ファインダーを通して会話している時間は、とっても幸せ。だからプラモは面白い。次は何を作ろうかな。
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カーゴパンツの王様。アメリカ軍の傑作「M-65 フィールドパンツ」

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 カーゴパンツは最高だ。僕みたいにカバン嫌い、手がふさがるのが嫌な人間においてはカバン代わりにもなる。ノートパソコンを持っていく時だけはカバンを背負うけど、その他の打ち合わせの時は、カーゴパンツのポケットに小さなノートとボールペン、名刺だけで打ち合わせに行く。
DSC_8967.jpg▲1965年に採用されたアメリカ軍のミリタリーウェア。長らく愛用されていて、僕の持っているウッドランド迷彩は1980年代から導入されたパターンです。オリーブ一色のM-65は人気で、最近高騰していますが、ウッドランド迷彩は迷彩を苦手と思う人が多いらしく、お手頃価格で購入しやすいです(中田商店で5800円でした)。迷彩のパンツってシンプルな上着ならなんにでも似合うのにな~と思うんですけどね
DSC_8974.jpg▲町でよく見るカーゴパンツの源流はこのM-65であることが多いです。パンツのサイドに、このようなポケットがあるの見たことありますよね? ここに物を入れてしまえば、手ぶらで仕事や遊びに行けます
DSC_8970.jpg▲ミルスペックタグ。軍物に見られる楽しいタグで、ファッションブランドもこれをそのまま模倣したりしています。DLA(国防兵站局、1977年以降くらいから)が、1985年に契約したモデルのようです
 
 世界中のファッションブランド、ファストファッションでもリスペクトされているパンツであり、カーゴパンツの王様。ズドンと太くて、これ1着で存在感抜群。上に白いTシャツ、オックスフォードシャツ、ポロシャツ、ブレザーなどなんでもマッチするので、このパンツが1本あるだけで、合わせには困らない。そして軍パンだから、ガシガシと穿けば穿くほどカッコ良くなっていく。
DSC_8984.jpg▲軍パンと革靴の組み合わせは最高に楽しいです

 軍パンはスニーカーもいいけど、革靴との相性が抜群。そりゃ戦場ではブーツ履いていたもんね。でも、そういう本気の靴じゃなく、僕たちの生活の中にある素敵な靴たちととっても仲良くなれるのが軍パンの最高なところ。戦うために考え抜かれて作られたものと、日常の生活を快適に、または日常の生活にちょっとした幸福を感じてもらいたいと思い作られた靴だからこそ、出会った時にピシッと合うのかな。気持ちが入っている物と物は合わさると、そんな景色が見える。そこで見た景色こそ自分の中の最高の自己満足なんだろうな。自分が良いと思うものを楽しむ。それでいいんだよね。

Tシャツ/NAUTICA PACK-T、パンツ/M-65 フィールドパンツ(中田商店)、靴/シャンボード(パラブーツ)
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ティンバーランドのスリーアイが愛らしい。

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モフっと足元を包んでくれるレザーの質感。ラバーソールの気持ちよさ。「ティンバーランド アイコン スリーアイクラシックラグ」は、一番履いている革靴かもしれません。この見た目で、脱ぎ履きしやすく、紐をほどくことなくモフっと足が包まれます。

ラバーソールの厚みや角度が良くて、履いた時にデッキシューズやモカシンでよくありがちな、「ちょっと綺麗目な日曜のお父さん」な雰囲気にはならず、ストリートの雰囲気が出るのが最高です。ブルーデニム、チノパン、太いパンツなど相性も抜群。
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その靴の中でもバーガンディは格別。アメリカの良い靴って、必ずバーガンディがラインナップされている気がします。オールデン、レッドウィングなどもこの色がありますね。僕がバーガンディが好きなのは、穿きこんだ時の色や傷がかっこいいから。ピカピカ革靴仕上げには僕は興味が無く、傷やシワが好き(もちろん手入れしてます)。それが無いと僕が好んで履くパンツには似合わないんです。

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ティンバーランドのスリーアイ、右側のレッドウィングのアイリッシュセッター6インチラウンドのようにガシガシ穿いた傷やシワがかっこよくなる革靴はいつになっても愛らしい物です。ずっと穿いていくと思います。おしまい。

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「501」との付き合い方

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 最近はほぼ毎日「リーバイス501」。今はこの5本をぐるぐると穿きまわしています。僕は少し大きめサイズを、ぐっとベルトで絞って穿くのが好き。501はウェストがデカくても、極端にワタリが太くはならない……。それ故にワイドパンツが好きな人にとっては物足りないのかもしれないけど、そんな時はリーバイスの550とかを穿けばいいと思うのです。
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 同じナンバーなのに、作られた時期や生産国によって形や生地にちょっとした違いがあるから面白い。まさに初期MSV(モビルスーツバリエーション、詳しくはMSVで調べるとガンダム大好きな人たちがめっちゃ教えてくれます)。
 パッチに表記されているサイズを見るとバラバラなのが分かると思います。僕は同じ色の物を同じウェストサイズでは穿きません。またレングスは股下67cmにします(足が短いのよ~)。これが僕のこだわり。着る服の気分に合わせて501の色とサイズをセレクトできるようにしています。同じものだけど違う楽しみ方ができる。これってなんだかプラモと同じですね。
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KPモデル 1/72 ホーカー テンペストMk.Vがくれた、心の暴風

DSC_4164.jpg▲こちらは第二次世界大戦のイギリス空軍において、最強戦闘機とも呼ばれているホーカーテンペスト。700km/hを超える高速性能で、大戦末期のドイツ軍をさらに追い詰めました

海外メーカーのプラモを楽しむ。
それは、
ちょっと旅に出ることと同義語。
まだ出会ったことのないメーカーを知る楽しみを、
ニッパーから感じてみる。

IMG-1112.jpg▲英語だけではない文字が書かれているこの箱。珍しいとは思いきや結構ヨドバシカメラとかでも積まれている。もはや飛行機模型の棚の普通な景色となっている

 僕は初めて、KPモデルというチェコのメーカーのプラモを完成させた。チェコと言うとサッカーしか知らない僕。名選手多いんだよね。ウイニングイレブンでも大活躍してもらった。ウイイレって、好きな選手を使っていると、ステータスとは関係ない何かが発揮される気がする。コンピューターゲームにも僕らの魂が乗り移るような……あの感覚に学生時代は毎夜魅了されていたっけ。
 そんなことはさておき、チェコのKPモデルだ。ヨドバシとかにも積んであるメーカーのプラモだけど、正直どんなメーカーでどんなキットを送り出しているのか分からなかったから、手にすることはなかった。でもnippperで読んだ内藤あんもさんのレビュー記事の写真をガン見して、「これイケそうだな……」と。そこでちょっとチャレンジしてみたくなった。あんもさんのレビューはいつも楽しくて、本当にプラモが作りたくなる。
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 ハチャメチャにツンデレなプラモだった……。最初は、キットを開ける前の不安なんてかき消すように、ぴしぴしとパーツが合っていく。しかし……機首の下にある大きなアゴのようなラジエーターパーツと胴体のパーツが何ともうまく合わない。
 プラモってパーツが合うのが当たり前でしょって思う人も多いと思う。でもそんなことばかりじゃなくて、実際に作る人がパーツと仲良くなるために色々やっているなんてこともある。国内メーカーのプラモはもうそんなことはあまりないけど(そういう意味では日本は幸せだけど、パーツが合うとかそんなことだけがプラモの最高の幸せではない)、海外のメーカーでは成型精度によって、いろいろな工作が必要になることもある。
 僕はそんな時は完全に合わせようとせずに(まぁ、できないんです。そういうこと)、目立たないところにパーツが合わさらないところを持っていく。飛行機だと裏返さない限り下の面は見えないから、下面に色々と粗を集約させていく。今回のテンペストもそんな風にして、形にしていった。形になってしまえばこちらの物。あとは楽しい楽しい筆塗りの時間だ。
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 僕は水性ホビーカラーかタミヤアクリルを使う。今回はタミヤアクリルを使用。この塗料、とてもつや消しが強いので、いつも少量のクリヤー塗料を混ぜている。透明のクリヤーだったりクリヤーグリーンやクリヤーレッドなど、色付きの塗料も混ぜたりする。そうするとガサガサしなくて良い。また普通の塗料を混ぜると、色味が一気に変わってしまうが、クリヤー塗料だと色味の変化が激しくないので、調色もしやすい。クリヤーイエローやクリアーグリーンを足しながら、いろんな緑やグレーを作って塗っていく。
 紙パレットの上で適当に混ぜていくから分量などは知らんぷり。塗るたびに、近似色が表面にたくさん塗られると、表情が豊かになる。僕はその様子が大好きで筆塗りを楽しんでいる。
 また今回、プラモを塗っているときに、コクピットの計器盤のパーツが入っていないことに気が付いた。まじか! と思ったが、もうパーツを入れ込むことはできない……。よく覗いてみる。コクピットの奥は暗黒。なんも見えないなら、きっとそこには計器盤はある。俺はそのまま計器盤のパーツを捨てた。
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 ガンプラ、タミヤ、ハセガワ、アオシマ、コトブキヤと言ったプラモの主流と一緒に並んでいる海外メーカーのプラモたち。そこにある世界とは何だろうか?
 海外メーカーのプラモを作るということが、僕のプラモライフにとってある程度普通になった時に味わったチェコの味は、もう一度世界のプラモを見てみようという気持ちにさせてくれた。
 メジャーじゃない(あえてここではそう言う)プラモを紹介してなんになるという人もいる。じゃぁ、なんで僕たちが大好きな模型店に、そういったプラモは置いてあるんだ。誰かが好きだから、必要だから、生み出したいからそこにあるんだ。そして内藤あんもさんのように、そのようなプラモの楽しさを共有しようとする人がいる。このようなことが今のメディアには必要だ。棚からひとつかみされたプラモが、誰かを笑顔にする。最高じゃないか。自分で買って、自分でスタイリングして、悩んで、写真をたくさん撮って、俺なりの考えでプラモの楽しさを伝えられるようになって見せる。心のどこかには暴風を。


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