FC2ブログ

プラモ筆塗り雑記帳「タミヤ 1/48 メッサーシュミット Bf109 E-3」編/飛行機模型のど真ん中の色を筆塗りで。

R0007369.jpg
 だんだん外が明るくなっていく。僕の筆塗りは「朝」。5時くらいから6時の間にペタペタ楽しんでいる。作業机の窓から差し込んでくる朝日を浴びた模型は、塗り上がってなくてもとてもかっこいい姿を見せてくれる。目の前で作っているプラモを「かっこいい」と感じられると、模型作りは何倍も楽しくなる。
DSC_9879-2.jpg
 タミヤの1/48 メッサーシュミット Bf109 E-3は、以前1/72スケールを筆塗りした。1/48スケールで作るのは初めて。キットは1996年に発売したもので、まも無く発売から30年になろうとしているプラモだが、癖が無くサラッと組み上がる。現在のキットような濃いめのリベットなどは表面に無く、スマートなシルエットとキリッとしたパネルラインを味わえる。組んだだけでも、レーサー譲りのメッサーシュミット Bf109のかっこよさを手に入れられるので、ぜひ組んでほしい。
IMG_6866.jpg
 こちら組んだ状態。主翼のフラップの上げ下げは選択式。今回は下げた状態で製作。筆塗りで仕上げる時、僕はほとんどのパーツを組んでしまう。コクピットなんかは、太い筆を突っ込んでメインカラーを塗り、届く範囲だけちょこちょこ塗り分ける。またパイロットを乗せることが好きなので、乗せてしまえば中はほとんど見えない。脚は組んだら、本体に接着せずに差し込むだけにしておく。塗装後に接着する。
R0007187.jpg
 ドイツ機の色の名前には「RLM」(Reichsluftfahrtministerium ドイツ航空省のこと。こちらによる指定色)という名前が付く。ガンプラしか作ってなかった時は、この意味が全くわかっていなかった。水性ホビーカラーでもこの色がラインナップされているので、その中から「64」「67」「70」をセレクトして塗装することにした。
IMG_6867.jpg
 ドイツ機に塗られたライトブルーは本当にかっこいい。気品があり、戦闘機のかっこよさをさらに引き上げてくれる。だからライトブルーを塗っている時は本当に楽しい。キットのグレーの成型色の上から直接塗装。水性ホビーカラーらしい透け具合を活かし、(完全に下のグレーを隠蔽しない)成型色のグレーが透けることによるグラデーション効果を意識して塗っている。
IMG_6868.jpg
 主翼の迷彩塗装は、塗装図を見ながら境目にマスキングテープを貼る。塗る色を間違えないように、点描しておく。筆塗りで直線的な迷彩を塗るなら、このくらいざっくりとしたマスキングで問題ない。
R0007360.jpg
 塗料を塗ったら半乾きくらいの時にテープを剥がす。完全に乾燥後にテープを剥がすと、テープの隙間に固着した塗料がテープと一緒に剥がれてしまい、境目がガビガビになる。
IMG_7250.jpg
 明るいグレーである「RLM02 グレー」を塗ったら、お次はダークグリーン。下地が透けるくらいの薄さに調整したものを(僕は薄めた塗料を準備して塗るのではなく、パレットに塗料、塗料皿にうすめ液を出して、パレット状で適宜濃度を調整しながら塗っている)塗っていく。迷彩のキワの段差が気になるが、今の所は無視。ダークグリーンが塗り終わった後に、2000番のスポンジヤスリで表面を撫でてやれば、それほど目立たなくなる。
IMG_7252.jpg
 1回や2回で色を発色させようとはしない。この写真は1回塗りして乾かしている状態。完全に乾燥したらもう一度同じように塗り重ねる。
R0007362.jpg
 大体塗り終わった状態。全色、実は下のグレーのプラスチックの色が少し透けている。こうやって少し色ムラがあった方が僕は好き。この色ムラが、最後のウェザリングでいい感じにまとまり、プラモに色気が出ると思っている。
IMG_7297.jpg
 飛行機模型やマシーネンクリーガーを筆塗りしている人たちがよく言っているのが「迷彩は隣り合う色を少し混ぜた物を、迷彩の境目などに塗ると調和が取れる」ということ。これ、よくチャレンジするのだが、隣り合うどうしの色を混ぜる具合が結構難しくていつも「本当に?」ってなっていた。今回もチャレンジしたのだが、塗料どうしを混ぜると色の変化が強すぎた。どうしたもんかな〜〜っと悩んでいると、塗料皿にある「うすめ液」に目が行った。RLMグレーとダークグリーンの筆を何度も洗っていたそのうすめ液は、ちょうど良い塩梅の出汁みたいになっていたのだ。塗料を混ぜるのではなく、このうすめ液でそれぞれの色を溶いてみたら……。
IMG_7302 2
 写真では分かりにくいが、ライトブルーにうっすらグレーが入ったり、グレー部分にダークグリーンの色味などが入って、いい感じにまとまった。ハイライト的に白を混ぜた各色で塗った部分も、うすめ液で溶いた各色がまぁるくまとめてくれた。
IMG_7309.jpg
 キャノピーの枠の筆塗り。水性ホビーカラーのつや消しブラックを塗装後、その上からダークグリーンを塗っている。はみ出したら爪楊枝でコリコリと削り取れば綺麗になるので、基本マスキングはしない。水性塗料はパーツに与えるダメージが少ないからこそ、クリアーパーツも大胆に塗装できる。
DSC_9873-2.jpg
 あとはデカール貼り→半光沢コート→タミヤスミ入れ塗料 ダークブラウンでウォッシング→タミヤエナメル ジャーマングレイでスポンジチッピングして完成!! 筆塗りはデカールを貼る&ウェザリングをすると一気に化ける。だから、途中で「なんかしっくりこない……」と思ってもデカール貼りまで行って欲しい。筆塗りらしい塗面と対極の「印刷物ならではのシャープさ」が模型を一気に引き締めてくれる。 
DSC_9847-2.jpg
DSC_9958-2.jpg
DSC_9954-2.jpg
DSC_9965-2.jpg
 ドイツの飛行機というと、僕が生まれる前からず〜〜と飛行機模型のど真ん中だった。こうやって作ってみると、形・色共に本当にかっこよくて、多くの人を惹きつけてきたのが分かる。歴史的名機には流行りやトレンドは無い。いつ作っても、最高のかっこよさが約束されている。そういうモチーフに触れている時間というものは、本当に最高なのだ。おしまい。

関連記事

コメント

No title

こういったスケールモデルと景色の写真はとてもいいですね。自分はガンプラ中心で筆塗りだといつも色あいやら悩むところです。
 最近、塗装のアイテムで良いのがみつかりましたので小ネタ程度であればと。
イノマタ化学 99 [調味料ラック 調味料入れ テーブルキャリー ホワイト]
ってのですが、そこそこな広さと高さがありまして持ち運び用の取っ手もついてるのと、匂いも結構抑える事ができるので筆塗りや外でスプレーするにも色々使いやすい道具でした。なにより千円ぐらいで買えるのもありがたい。
持ち手を切って調節できるタイプを使えばかなり使いやすいと思います。ではでは
 
非公開コメント