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優艶なるミリタリーパンツ/フランス M-47

R0000512.jpg▲僕の好きなプラモデルでも立体化されてたりするのかな? まだ出会っていない

 第二次世界大戦後のフランス軍によって、初めて開発・採用されたミリタリーパンツ「M-47」。僕がミリタリーウェアを好きになるきっかけになったアイテムです。妻の後輩が始めた古着屋さんにお邪魔した時に出会いました。ミリタリーウェアとは思えない縫製の美しさ。そして分厚いコットンの迫力。一目で度肝を抜かれました。僕が出会ったのはデッドストックだったので状態もピンピンだったのです。今ではプラモを作っている時も穿いていて、塗料やペーストがいろんなところについてます。まさに「俺のM-47」になっています。

R0000518.jpg▲僕のは1947年から1950年に採用されていた前期型というタイプ

 オリーブドラブ? とはまた違った、何とも上品なグリーンが最高です。マルタン・マルジェラがその縫製の美しさから、裏返しにしてモデルたちに着用させてランウェイを歩かせたこともあり、このパンツは世界中から愛され、今でも大人気のモデルになっています。アメリカのミリタリーパンツが剛なら、フランスのM-47は柔と言ったところでしょうか。上品さも出て(僕のは穿きまくっているのであまりその感じは出ませんが……)ジャケットやブレザーと合わせてもかっこいいです。このパンツ1本あれば、何とでもなってしまう……そのくらい凄いパンツだと思っています。

R0000519.jpg▲フロント上部のボタンが露出しているのが前期型の特徴のひとつみたいっす

R0000521.jpg▲ポケットの裏地もしっかりしていてかっこいいのよ。味が出てますね~~
R0000528.jpg▲こちらも穿きすぎてスカスカの表記タグ
R0000529.jpg▲タミヤウェザリングペーストが付着したので、まもなく模型です。ミリタリーミニチュアに仲間入りだ!!
R0000530.jpg▲Tシャツでもシャツでも、なんでも合います。ラルフローレンのシャツと合わせるのが大好きです

 僕はタミヤの戦車模型・ミリタリーミニチュアシリーズをよく作ります。M-47は戦後フランス軍と言うことで、立体にはなかなか恵まれないゾーン。いつかはプラモで作りたいな~と思いながらも、現代では僕のようにミリタリーウェアと普通の服を合わせる人たちが街にたくさんいます。その様な人たちこそ、今のミリタリーミニチュアになっていたら最高ですね。M-47を穿いた学生が、車とかバイクと一緒に模型の世界にいる。一日も早くそんなミリタリーミニチュアと出会って見たいなと、M-47を見て思うのでした。それでは、またね。

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