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Build#011 TAMIYA MM No.195 ハノマークD型 シュッツェンパンツァー 第1話 見えないところにニクイ奴!!

DSC_3003.jpg▲ドイツ軍のかっちょいい装甲車「ハノマーク」。タミヤからはたくさんのバリエーションが展開されてます。箱に描かれているアニキたちが真っ最中感バシバシで気分は戦場です
■本ブログで一番取り上げている「タミヤミリタリーミニチュアシリーズ」。戦車や装甲車、兵士など戦場の景色にある様々なものをプラモ化している模型界のキングコンテンツのひとつです。飛行機とか本とか服とかそんな記事ばかり書いていましたが、ちまちまとAFVも楽しんでまして。お久しぶりのタミヤMMでございます。そんなわけで初めて読んでいただく方にも向けて数回に分けて本キットが完成するまでをお届けしようと思います(完成するかな~。ゆるくいきましょ)。
DSC_3008.jpg▲模型用語で金型で成型されたプラスチックの色を「成型色」なんて呼びます。この色はそのモチーフをイメージした色が採用されたりします。今回のキットはドイツ軍のメインカラーのひとつ「ダークイエロー」が成型色となります。一番目にするプラモ、バンダイのガンプラは成型色で設定のカラーをできる限り再現しようというプラモになっており、組んだだけでカラフルなものが出来上がります
■箱を開けると様々なパーツがじゃらじゃらと入っています。パーツがおさまっているい枠を「ランナー」。ランナーとパーツを繋ぐ部分を「ゲート」なんて呼んでいます。他に軟質素材の物や、マーキングを再現する水転写デカールがセットされます。そして組む前にパーツを見るのもプラモの楽しみです。DSC_3009.jpg▲どか~んと一発抜きされた車両の外装。見ただけで車両のイメージが沸きます
DSC_3014.jpg▲マジでタイヤじゃん! ホイールも精密~ってなりますし、左上にはバケツのパーツも!見たことあるようなモチーフは、模型と自分の距離をぐっと縮めますDSC_3013.jpg▲銃? てっぽう? すいとう? かばん? ★▲■×●……一気に触ったことないような本気(マジ)な装備がやってきます。戦争に行くのか……DSC_3006.jpg▲深呼吸。タミヤは裏切らない。突き放さない。箱の脇や説明書にイラストと名称を掲載。他のプラモで特徴的なパーツや、今回のキットのようにアクセサリーセットとして豊富な装備品が入る場合はきちんと解説してくれますDSC_3015.jpg▲タミヤミリタリーミニチュアシリーズの核となるのが「人間のミニチュア」です。固いパーツとともに人間が枠にはまっています。このバランスがタミヤの模型。人がいると生まれるドラマとは……本模型完成までにお届けできればと思いますDSC_3020.jpg▲履帯のように足回りに巻き付けるようなものはこのような軟質素材のパーツで再現されていることがあります。ぐるっと巻けば無限軌道(俗にいうキャタピラ)の完成。プラモ狂四郎なら、あなたの模型も不整地で戦える!!DSC_3021.jpg▲水転写デカール。使用する部分をカットして、水に浸し、浮き上がったマーキングを物に貼っていきます。とても薄いので、塗装したかのようにマーキングが再現できます。プラモのマーキングではシールと共にメジャーなもののひとつですDSC_3019.jpg▲説明書の表紙。タミヤはグローバルな企業ですので様々な言語に対応しています。キットには必ず解説が入っており、自分が作っているものをさらに深く知ることができます。この積み重ねが知識になっていきますDSC_3017.jpg▲「作る前にかならずお読み下さい。おじさん」の言うことを聞けば完成に近づきます。人間素直が一番ですDSC_3018.jpg▲説明書はこのようにイラストで展開されます。パーツ番号の他にX-○○、XF-○○というようにタミヤが発売するタミヤカラーの番号の指示が入ります。この場所はタミヤカラーのX-○○で塗りますよということです
■実際に模型を作るには素手では厳しいです。人類の発明「ツール&マテリアル」を使用します。どんなものがあればいいのでしょうか?DSC_3023.jpg▲プラモと言ったらこれ!「ニッパー」!! タミヤ クラフトツールシリーズ No.123 先細薄刃ニッパー (ゲートカット用)は多くの量販店やネット通販でも購入可能で、切れ味も抜群。デザインもかっこいいので、持っていると「やってんな~」感がでますDSC_3026.jpg▲箸で豆を摘まむ大会とか昔ありましたよね? 多分このピンセットがあれば優勝できます。精密ピンセット (ツル首タイプ)(1540円)。小さなパーツをしっかりホールドして作業できるので、きれいにパーツを接着したりすることができますDSC_3027.jpg▲模型あるあるで一番語られるのが「接着剤でべとべとになった」というネタ。もはや日本書紀なのかという話です。タミヤセメントには蓋に筆が最初からセットされていて、その筆を使って接着剤を塗って貼ります。そして手前の流し込みタイプというのはサラサラの接着剤で、パーツとパーツを合わせた間に、チョンと接着剤の筆を置けば勝手に接着剤がパーツ間に流れて、接着跡が少なく接着されます。しかも速乾なのでバシバシ接着していけますDSC_3028.jpgDSC_3029.jpg▲パーツの加工や、ニッパーの切り残しのカットなど非常に活躍シーンが多いのがこのデザインナイフです。替え刃も売っていますDSC_3030.jpg▲ドリルです。プラモでは時に穴をあける指示が出てくる時があります。それに対応するために模型メーカー各社は、模型でよく使う径のドリル刃とセットにして販売したりしています。こちらはウェーブのHGワンタッチピンバイス。その名の通り、ドリル刃をワンタッチで交換できるので便利ですDSC_3031.jpg▲ヤスリです。ヤスリというと金属の棒状のものを思い浮かべる人が多いと思いますが、このように模型では金属やすりの他に、曲面になじむようにスポンジとやすりが一体になったものや、適度な反発があるスティック状の板にヤスリが付いたものなどがあり、これでパーツの形状を整えたりします
■いきなり組んでますね。途中はどうやんねん! って突っ込みはムーディーばりにめっちゃ受け流します。車両の中をシンプルに味わえるキットのようなのですが、箱に描かれてない人がいきなりいますね!DSC_3060.jpg▲初デートでやったら、一発ですっと距離を置かれる「あの手」の位置が最高にクール。こいつはワクワクするぜDSC_3059.jpg▲後ろから見ると、なんかめっちゃ叫んでませんか……DSC_3058.jpg▲確実に何かを伝えようとしている様子が腰の大きなひねりからも分かります。そして確実に車は止まっている。よそ見運転になっちゃいますしDSC_3056.jpgDSC_3054.jpg▲車両から床板を外せばもはやタイムマシン。戦場から解き放たれた遊びもできそうだなと変な妄想をしてしまいます。そんな妄想はさておき、これはトップのイラストを見てもらえば分かる通り、この車両から飛び出していく兵士に向かってゲキを飛ばしているんですね!「いってこいやーーー!!くらつけてこいや!!」とか聞こえてきそうですDSC_3061.jpg▲パタン。アニキが見えなくなりました。全く見えません……でも聞こえてきませんか? アニキのゲキが。ドライバーアニキがいないとそもそもお前はどうやって戦場にきたって?ってなりますよね。見えなくなっちゃうけど確実に重要なファクター。模型を作る人にワクワクを与えてくれるもの。それがこのドライバーアニキ
■ちょっと長くなりましたがいかがだったでしょうか? ハノマークD型ですが組みたて序盤ですでに面白すぎるプラモです。車両も難しいところ一切なし。すぐ形になります。ここからまたどのようなワクワクが待っているのか? 次の記事でお伝えできればと思います。続く……。
 
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