2019/09/09
プラモデルで世界を旅する 国立アメリカ空軍博物館 後編

声が枯れるまでバカ笑いする。足が悲鳴をあげていても進む。旅は常にリミッターを解除してくれる。だから外に出るチャンスがあるのなら僕は前に進みたい。

ここには、人の挑戦がある。空へ、そして宇宙へ……。

しかしそれは決して美しいものばかりではない。戦うことを辞めることができない人類の道も記されている。


第二次世界大戦を経て急速に進化して行く航空機。朝鮮戦争、ベトナム戦争から冷戦という現代史の縮図がここにはあり、航空機たちがそれを代弁してくれる。



異形の翼は何を僕たちにもたらしてくれたのだろうか……。


正式採用に至らなかったながらも、目を惹きつけられる姿

僕らと同じ人間が作り出しとは思えない、恐怖すら覚える景色。世界にここにしかないものがそこら中にあって、そこから放たれるエネルギーに圧倒される。

















夢。夢。夢の連続。夢が道を作り出している空間を歩くことはけっして優しいもんじゃない。全身の毛穴に針が刺さって来る。プラモデルや図鑑で見たなんて記憶は無になってしまうかのように……。
博物館に行くと感じる感覚は人それぞれ。各部を詳細に見る、全体の雰囲気を楽しむ。どれも正解で、きっとその人の心には何か生まれる。それが豊かさ。兵器の声も全てが悪じゃない。そして僕たちのようなプラモ好きはそのような場所ではさらに多くのことを感じるはずだ。僕はいつも博物館に行くたびに思うことがある。「プラモ好きでよかったな〜」って。プラモがあったからこの体験ができている。プラモデルをきっかけに世界へ。大好きなものがあと推ししてくれる旅は、きっと自分の中で大きなものになってくれる。これからも……
旅が終われば出会いがある。旅の思い出をまた指と目でゆっくりと味わおう。次に行こうじゃないか。







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