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キミにもできる! 俺にもできた!! 冬季迷彩ッ!!!

マーダー (19 - 25)

ブログのタイトルも変更して心機一転のふみてしです。模型以外にも好きなことをぼちぼち書いていければいいなぁと思います! 「フミテシ道楽」よろしくお願いします。

前回のエントリーでも予告した「雪」をテーマにやっていこうと思います。お題に選んだのはこの子!
マーダー (24 - 25)▲タミヤ 1/48 ドイツ対戦車自走砲 マーダーIII! こちらパッケージもご覧通り雪でございます

テーマはこのマーダーIIIに施された冬季迷彩です。ドイツ軍のかっちょいいグレー「ジャーマングレー」に何やら白い塗料がざざっと塗られていますね。冬季迷彩は現地で応急的に施されたりするので、白い水性塗料や水に溶いた石灰が荒く塗りつけられたそうです。つまり「僕らもザザッと行ってみましょう!」という感じでやってみます。パッケージの絵も、白い塗料が溶け出したり剥がれたりしている雰囲気になっていますね〜。まずはキットを組み立てます。

▪️キットの組み立て
IMG_4460.jpg▲戦闘室内部の弾薬ケース?が一体になっていたり〜……
IMG_4517.jpg▲履帯はプラ製の部分連結式でシャープ〜っと言うことなしの完成度
マーダー (1 - 25)▲こんな感じで組み進めますよ。リベットのシャープなディテールなど見どころ満載で、組み立て中も「いや〜やってんな」とついつい唸ってしまいます。後、冬装備のフィギュア。これがなかなかに良い味。ちょっとデフォルメ体形な感じもするのですが、ポーズや目線も良いので、隣に添えるとすごく車両が引き立ちます
IMG_4608.jpg▲ズドーン!!!と組み上がり。チェコの38(t)戦車を流用し、ソビエト軍から大量に捕獲した7.62cm対戦車砲を改造(対戦車砲Pak36(r))&合体させたキメラ自走砲とも言えるマーダーIII。本当にかっこいいですね〜

▪️基本塗装
IMG_4652.jpg▲まずはジャーマングレーを塗ります。キットはこのようにシャシー、車体、砲塔と3つに分けられますので、この状態にして塗装すれば、戦闘室内も塗装しやすいです。タミヤのグレイサフ→オキサイドレッド→ジャーマングレーの順で塗っています
ティーガー (14 - 39)▲次はグラデーションです。前回のティーガー同様のレシピとなります。ジャーマングレイにクリヤーブルーを入れると青みが足されるだけでなく、クリーブルーはグロスなので、つや消しのジャーマングレイと混ざることで半光沢となり、ざらついた感じが無くなります。明度を高くしたい所は白を足して塗ります
マーダー (2 - 25)▲グラデーション&フィギュアに白サフを塗ったもの。冬季迷彩は白を塗り重ねるので、グラデーションはほどほどにしておくのが良いです。明部が白と合わさるとホワホワした作品になります。ですので特に暗い部分がキーとなり、この暗い部分と冬季迷彩の白のメリハリが重要になります(←なんかの本で読んだことの受け売りなのだ!)。で暗い部分をより強調するために、今回はジャーマングレイ3:クリヤーブルー7の割合で作った青い身の強いグレーを塗っています
マーダー (3 - 25)▲ここまできたら、GSIクレオスのプレミアムトップコートの光沢で塗膜をがっちり保護。また光沢にすると塗面が平滑になりますので、デカールのシルバリングも予防できます! デカールを貼ったらお待ちかねの冬季迷彩に行きます!
▪️冬季迷彩!!
マーダー (8 - 25)▲皆さんこんばんは。燃料用アルコールです。絶対に飲んではいけない私です。冬季迷彩っていろんなやり方があるのですが、できれば今使っているタミヤアクリルだけでサクッと済ませたいと思っているオイラなので、燃料用アルコールを使う技法で行きます。他にどんな技法があるかはググってもらうと沢山出てきますので、皆様でぜひ。燃料用アルコールはタミヤアクリルを剥がしたり溶かしたりできます。ですので白を上塗りして、これを含ませた筆でサッとやってやるわけですよ!!! 大胆!!!
マーダー (11 - 25)▲皆さんこんばんは。剥がされたり溶かされたりするタミヤアクリルのフラットホワイトです。これをエアブラシで薄くさぁ〜っと吹き付けます。ポイントは塗りつぶさないこと!下のジャーマングレイが透けるように薄く塗ります
IMG_4669.jpg▲塗装した白を、燃料用アルコールを含ませた筆でササっと擦ります。絶対に守ってほしいポイントですが、白の下の塗料はしっかりとコートしておくこと、筆にアルコールを含ませたらティッシュで軽くぬぐいドライブラシのような感覚でやること。アルコールをつけすぎると、下地まで持って行かれて成型色が露出しますよ。塩梅がよー分からない時は、適当なプラ板とかに塗って、ザザッっと剥がしてみてください。イメージが掴めれば全然難しくありません。ご覧のように擦れたり、溶け出しているような雰囲気になります
マーダー (4 - 25)▲冬季迷彩ぽくなりました。ええですね〜。完成まであと少し! 仕上げの作業に行きましょう
▪️ウェザリング!
ここからのウェザリングは完全に僕のイメージで施して行きます。冬季迷彩がだいぶやれているということは、迷彩を施してからそれなりに運用しているのでは? なんて妄想で、冬季迷彩以降にできた傷や汚れ、サビなどを足す方向で汚します。使用するのはこちらAKインタラクティブのセットです。
マーダー (6 - 25)
マーダー (7 - 25)▲こちらのセットはドイツ軍の初期のカラーであるジャーマングレイに似合うフィルタリング液と墨入れ用塗料、ストレーキングに適した塗料の3本が入っています。AKというエキスパートなメーカーがこれが似合うよと提唱したものだけに、使ってみると「え? なんかめっちゃ良い感じになるんですけど」という学びがあります。色のお勉強って難しいですよね。だからこのような考えられたアイテムを使ってみて、どうなるかを知る体験って色で遊べるようになる一番の近道なのかもしれません。ウェザリングカラーとかも「〇〇専用セット」みたいなのが提唱されても面白いかもしれませんね
マーダー (5 - 25)▲WASHを使用しピンウォッシュ(墨入れ)をします。ウォッシュというと日本ではウォッシングと思う人も多いかもしれませんが、どちらかというとこの塗料はピンウォッシュに適した濃度とカラーになっています。流してみると「フィールドグレー」に近い色……僕だっら思いつきもしない色をジャーマングレイにのせるんです。ワクワクしますよね! 墨入れが終わったらサビ垂れをストレーキングの塗料で描きます
マーダー (13 - 25)▲雰囲気がめっちゃ出たと思います。チッピングしたりもしたので、小さな傷もあります
ティーガー (13 - 39)▲履帯の汚れはウェザリングペーストで。ウェットクリアーを混ぜて、湿った感じを狙いましたが、もう少しウェットクリアーを多くしても良いですね! ここはこれからも塗り足せるので、またやってみます
マーダー (22 - 25)
マーダー (10 - 25)▲履帯にきも〜ち噛ませている雪はタミヤの情景テクスチャーペイントを筆でチョンチョンと塗りました。すごくお手軽に雪が手に入り、オススメです
マーダー (18 - 25)▲ウェザリングペーストは、ウェザリングカラー 薄め液で溶くことができます。戦闘室の汚れは、薄め液で溶いたウェザリングペーストを塗って、隊員の泥がこすりついた感じや、雪と混ざった泥が溶けて間もない感じをイメージした泥染みなどをやってみましたが……もっと頑張ります!
マーダー (17 - 25)
マーダー (16 - 25)
マーダー (23 - 25)▲OVMの木の部分は戦車模型のアクセントになる部分。ここはタミヤアクリルのパフを筆塗りした後、ウェザリングカラーのステインブラウンで茶に染めています

マーダー (14 - 25)
マーダーIII、如何だったでしょうか? 冬季迷彩は剥がれ方や溶け方でいろんな表現ができる面白い塗装方です。迷彩したばっかの白が多めに残っている状態もかっこいいですし、三色迷彩が冬季迷彩の下から透けて見えているなんてのも最高です。ぜひ気になった方は1両チャレンジしてみてはいかがでしょうか? ドイツ車両だけでなく、シャーマンもめちゃくちゃ似合いますよ!! 暑い夏に冬季迷彩で「涼」なんてのもオツですね。それでは本日の道楽でした〜。次は「雪の台地」を作ろうと思います。

●道楽後記
マーダー (25 - 25)▲1/48 ジャーマングレイチーム! やっぱこの色って最高ですよね〜。ロボも迷ったらこれを塗っておけばかっこよくなっちゃいます

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コメント

マーダーⅡDは35だとタミヤMMの中では結構パーツ数が多く組むのが大変なのですが、48だと凄いいい感じにパーツが減っているのに密度が上がっているのがいい感じですね。

そして燃料用アルコールでアクリル冬季迷彩とは!初めて知りましたが威力抜群ですね!

タイトルも変わって心機一転、ブログ頑張ってくださいね〜♫

No title

林さん

お疲れ様です! コメントありがとうございます。
キットの密度感は48とは思えないほどの充実っぷりでびっくりしました
燃料用アルコールの方法は荒々しいですが、見た目以上に簡単です!
これからもぜひフミテシ道楽を楽しんでいってください。
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