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タミヤ 1/72 Fw190ファミリーを頂きます!!

fw109 (27 - 37)▲フォッケウルフ Fw190 D-9 JV44(手前)とフォッケウルフ Fw190 A-3。第二次大戦のドイツ軍の傑作機。主任設計者クルト・タンク博士が、Bf109が「競走馬」ならこちらは「騎兵の馬」と表現するように過酷な環境をもろともせずタフさを追い求めた戦闘機です

 まだ完成させたことがない傑作機をもっと作ってみたい! ということで、今回1/72スケールで、Fw190ファミリーの2機を一気に製作です! 
 1/72スケールの第二次大戦レシプロ機は手の平に納まるサイズとお手頃な価格帯でリリースされています。今までスケールの違いは大きさ・緻密さとばかり頭にあったのですが、生活スタイルが変わって解釈が変わりました。今は生活スタイルに合わせた模型の選択という感じに解釈しています。じっくり大きいものを作れるタイミングならデカいのを選べばいいし、少ない時間だけど模型を完成させて楽しみたい! という場合などはそれに適したスケールのものを選べばいいやと。小さいから簡単、初心者向きというのは模型にはなく、それぞれの魅力を楽しむためにサイズやスケールがある。それに自分の今のスタイルを合わせる。むしろこれだけ様々なスケールやサイズがあるのだからピタリとハマる模型があると思います。今の僕にはそれが48MMだったり、1/72の飛行機だったりするのかもしれないな〜と。1/72スケールの小さなプラモデルを組み立て&愛でるという楽しみ。(まぁどのサイズでも模型は楽しいんですよね)。
 
 今回製作したFw190はスーパー有名飛行機ですが、一度も作ったことありませんでした! お店でキットの中身を見たとき、2機いけんじゃね? と思い衝動買いしてしまいました。戦車模型とは違い、飛行機模型は完成に近づくにつれてナーバスな瞬間が度々襲ってきますが、このサイズ感なら勢いでいけっぺよって言う強気も一気買いした理由ですね。

fw01.jpg▲タミヤの1/72スケールの飛行機模型は「ウォーバードコレクション」というシリーズです。タミヤ純正のものと、中身がイタリアのスケールモデルメーカー「イタレリ」のキットが入っている物が存在します。イタレリ製の物は箱に記載されていたりしますので良く確認して見てください。零戦やスピットファイア、メッサーシュミットBf109やコルセアなどの傑作機や最近の商品はタミヤ製が多いです。タミヤ製のパーツはバチピタっす。Fw190もタミヤ製。かつては完成見本が主体のパッケージでしたが、最近はボックスアート仕様になっています。個人的にイラストパッケージの方が手に取りたい! と思ってしまいます!
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fw109 (1 - 37)▲上がFw190 A-3、下がD-9のランナー。1/72スケールはパーツ数が抑えられており、クリアーランナーなども含めて2枚〜3枚で構成されています。成型色は基本的にはグレー
fw109 (2 - 37)▲パーツに寄ってみると、コクピット内の計器板やラジエーターのモールドも綺麗。小サイズでもシャキッとしたモールドにより、組み上がるとギュギュッと凝縮した感じを味わえます。パーツの並びも美しくてモチベーション上がりますよね。パーツも見分けやすいです
■フォッケウルフ Fw190 D-9 JV44
fw109 (28 - 37)▲Fw190Aシリーズをベースに、空冷星型のBMW801エンジンを液冷のユンカースJumo213に換装し、機体各部を再設計した改良型のFw190 D-9
fw109 (35 - 37)▲戦争末期、熟練パイロットが不足していたドイツ軍。高性能のD-9の性能を発揮する機会は失われていましたが、このD-9はJV44(第44戦闘団)という終戦間近の1945年2月に編成された精鋭部隊のもの
fw109 (12 - 37)▲このJV44のD-9は、ドイツ軍が実戦投入したジェット機Me262の弱点である離着陸時を上空援護し活躍
fw109 (23 - 37)▲一度見たら脳裏から離れないような鮮烈な赤に白のストライプ。戦意を昂揚させるような赤は多くの連合軍パイロットには脅威に写ったかもしれません。キットはデカールが付属しますが、アイズプロジェクトの細いマスキングテープでマスキング塗装しました。白→マスキング→赤の順番です
fw109 (17 - 37)▲細かいチッピングは、下地に銀を塗装した後に上面の塗料を剥がす方法と、タミヤアクリルのフラットアルミでチョンチョン筆塗りしました。配管からの排気汚れはパステルです
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■フォッケウルフ Fw190 A-3
fw109 (25 - 37)▲サラブレットのようなメッサーシュミットに対して、騎兵の馬のようにタフで、戦線に登場するとライバルである英国のスピットファイアMk.Vを圧倒し英国軍パイロットからも空冷エンジンの戦闘機には気をつけろと恐れられたそうです。液冷エンジンがヨーロッパでは主流でしたが、空冷エンジンの方が被弾に強い点などに着目したタンク博士は、空冷を採用。Fw190の最大の特長とも言えます
fw109 (10 - 37)▲この無骨さ。1/72スケールという小サイズでもばっちし味わえます
fw109 (26 - 37)▲戦う漢の背中。タフネス
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fw109 (11 - 37)▲A-3のチッピングは筆とメイク用のスポンジに塗料を染み込ませたもので施しています。A-3のキットにもパイロットフィギュア欲しいな〜
■こんな風に製作したよ〜
fw03.jpg▲少ないパーツ数で速攻組めます。僕は組む前にランナー状態でパーツの内側の塗装指示をサッと塗ってしまいます。ランナーが持ち手にもなるので便利です
fw109 (7 - 37)▲内部やコクピットを塗り終えたら、組み上げ。この段階は飛行機模型の一つの区切りというか、テンションが上がる部分。ここから本格的な塗装に入って完成させます
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fw08.jpg▲フィギュアはタミヤアクリルの筆塗り。小さいのでそれらしく塗ってあれば大丈夫!? タミヤアクリル用にペイントリターダーが発売されており、これを使用するとより滑らかになります。入れすぎには注意です。塗料に対して10パーセントぐらいが良いと瓶に書いてありました
fw10.jpg▲翼ですが、ウェザリングカラーのマルチホワイト、マルチグレー、フィルタリキッドの黄色と青をこんな感じで乗せます
fw11.jpg▲平筆で、進行方向を意識して上面のカラーが混ざるように筆を動かします。これで退色的な汚れと、面に青みや黄色が足されて表情が出ます
fw12.jpg▲最後に茶系の汚れを。茶や黒はとても主張が強いので、数点置いたのを伸ばして、全体が染まらないようにします
fw15.jpg▲翼のウェザリングはこんな感じ。イメージに近づいたら、半ツヤでコートして塗料が落ちないようにします
fw14.jpg▲プラモデルって完成した! やったー!!って思っている時、こんな感じで机グチャグチャじゃないですか? この時が一番興奮しているんだよな〜

 久々の飛行機模型。どの趣味もそうだと思うのですが、現在は自分でできる範囲を選択できるように様々なものや事柄が供給されており、それをどう摂取するのかということがより趣味を楽しむ秘訣なのかな〜と思っています。僕はもっと沢山模型を作りたいし、作りながらめんどくさいとか、どうやったらこれを乗り越えられるかとか頭を使いながら模型を趣味として楽しんでいきたいなと思っています。机の上に出来たもので沢山の感情を旅立たせたいですね!

fw16.jpg▲模型を作ったらすぐにお片づけ。これで次もすぐに製作できます。お疲れ様でした〜











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