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タミヤの小さな戦車模型に魅せられて。ヨンパチの逆襲2019!

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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!
新年1発目は、前回のエントリーのクライマックスに先出しした タミヤ48MMのチャーチルとファイアフライ。
それぞれ撮影が終わったのでご紹介します。
48チャーチルのキット紹介はこちらからどうぞ
ICファイアフライの方はまだだったと思いますので今回のエントリーでご紹介しようと思います。

■イギリス戦車 シャーマンIC ファイアフライ
DSC_5958.jpg▲長砲身の17ポンド砲を搭載したドイツ戦車キラー!
DSC_5371.jpg▲砲身はマズルブレーキのみ2パーツで貼り合わせる。砲身の合わせ目消しが最小限で済みます
DSC_5370.jpg▲1/48MMの初期のアイテムはシャシーがダイキャストなのが特徴です。小サイズだけど戦車の重量感を感じるようなモデルとして、重さという要素をこのダイキャストで追加しています(重さは1/48ではありません)。新作のチャーチルなどはシャシーはプラ成型になり、その中に重量感を楽しむための重りを入れる構成です。ダイキャストなので、シャシーに取り付けるパーツは瞬間接着剤などで接着します。ダイキャストパーツが入っているものはパッケージに印があるので、一緒に瞬間接着剤も揃えておきましょう
DSC_5372.jpg▲48MMはパーツ数を抑える工夫を随所にしています。小さいのにバリバリに分けられていたらちょっと疲れてしまいますよね(そういうキットもAFVには、あり決して否定しているわけではないです)。この砲塔ですが、後面の無線機収納部を兼ねたカウンターウエイトボックスも一体で成型されています。各部の細かいディテールもモールドで再現されているので、小さいパーツを貼り付けていく苦労も軽減されています。48MMが短時間で形にできる要因はこれです
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DSC_5955.jpg▲先ほどのダイキャストシャシーは、サーフェイサーがすでに吹いてあるものがセットされているので、プライマーなどを吹く必要がありません。すぐ塗装できます
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DSC_5380.jpg▲ファイアフライのキットにはフィギュアが入っていません。ただ48MMは各フィギュアセットに戦車兵も一緒にセットされているものが多いです。このイギリス歩兵セット(ヨーロッパ戦線)にも戦車兵が4体入っていますので、そこからコンバートしました
DSC_5392_convert_20190107175351.jpg▲このフィギュアセットには1/35のチャーチルのキットに入っていて異彩を放つビンおじさん(戦車兵に飲み物を渡している)も入っています。チャーチルに使おうか迷いましたが、今回はパス

■使用したマテリアル
●塗料/ファレホ UKブロンズグリーン
DSC_5979.jpg▲使用したグリーンはこちら。ファレホはほとんど無臭。強いて言えば少し甘い匂い…。ファレホ、お前女だな! と一瞬思います。家族がいても臭いと言われたことはないです。女子だからね。これに白とかを混ぜてグラデーションの階調をつけて行きました
●GSIクレオス プレミアムトップコート 光沢
DSC_5986.jpg▲2018年末に発売されたGSIクレオスのプレミアムトップコート 光沢。こちら超ヒットです! 個人的には2018年ナンバー1マテリアル。ファレホ は水性塗料なので、このような水性トップコートの方が安全です。そしてこのプレミアム光沢はめちゃくちゃ塗膜が強くなります。爪に着いた塗料がコートされたのですが、引っ掻いても引っ掻いてもなかなか落ちにくくびっくりしました。これをファレホ のグリーンを塗装した後に吹きつけます
p01_convert_20190107180308.jpg▲なぜ光沢を吹くのかというと、表面を滑らかにしデカールが綺麗に密着してシルバリングしないようにするためと、この後のフィルタリングなどがにじむことなく調整しやすくするためです。そして塗膜もがっちりしますので、この後の作業で塗料が剥がれにくくもなります
●GSIクレオス ウェザリングカラー&フィルタリキッド
DSC_5983.jpg▲次にフィルタリングです。僕の場合は、戦車を明るめのグラデーションで塗って、少し暗めの車体色、もしくはブルーなどをすごく薄めたものを全体に塗ります。グラデーションが落ち着いたり、影の部分が強調されて、全体が締まります。フェイスグリーンにグランドブラウンを少量混ぜたものを使用しました
p04_convert_20190107180442.jpg▲こちらフィルタリングして、チッピングした状態です。フィルタリング→チッピングの順番が僕は好きです。これはチッピングの後にウェザリングなどをして、チッピング部分にもそれぞれの経過が出るようにと狙っています。スポンジに塗料を含ませたものや、ガンダムマーカーのリアルタッチマーカーで施しています。この後チッピングが消えないように、半光沢でコート。半光沢やつや消しにするとよりウェザリング塗料が食いついてくれます。ここからは食い付きの時間です!
p05_convert_20190107180509.jpg▲ウェザリングカラーのサンディウォッシュを使用します。色味が絶妙で、隅に溜まった埃汚れなどをイメージした汚しができます。各部に均等にではなく、埃が溜まりそうな部分を多めに流して行きます
p06_convert_20190107180547.jpg▲ウェザリングに僕がよく使う筆が、シタデルのベース筆【L】。斜めにカットされた筆で、縦にして動かせば細い汚れを、横にすれば広い範囲をぼかしたり雨だれを描いたりできます
p07_convert_20190107180617.jpg▲地面に近い所に溜まった感じもシタデルのベース筆なら調整が楽。サンディウォッシュの色味も絶妙です
DSC_5641_convert_20190107175434.jpg▲サンディウォッシュだけだと全体がしらっちゃくなるので、ウェザリングカラーのグランドブラウンなども使用して各部を締めていきます。これがウェザリングカラーだけで汚した状態。パステルなどを使用しないで、もうこの状態で終わることもあります。ウェザリングカラーは塗った箇所のツヤも消えるので、より汚れた感じが出ます
●GSIクレオス ウェザリングペースト ウェザリングパステル
DSC_5985.jpg▲ここからはGSIクレオスのウェザリングペーストとウェザリングパステルを使用します。ペーストが特におすすめです。こちらはウェザリングカラーなどと混ぜることもできて、泥や泥が乾いたような汚れを塗るだけで表現できます。ウェザリングパステルは基本的な色がセットになっています。多くの模型店で売っていますので、初めてのパステルにオススメです
DSC_5975.jpg▲ウェザリングペーストを含ませた筆先を指で弾けば、このような飛び散った泥汚れもできます。また配管部分などにはウェザリングペーストとウェザリングカラーのステインブラウンなどを混ぜて、粒子間のあるサビとしています
●タミヤ スミ入れ塗料
DSC_5980.jpg▲最後の仕上げは、タミヤのスミ入れ塗料によるピンウォッシュです。これは手すりやハッチなど人が触るところは他より埃は少ないのでは? という個人的妄想でやります。埃汚れ多すぎると本当に白くなるので、それを調整する意味もあります。新作のダークグレイはめちゃくちゃ良い色なのでオススメです。ダークブラウンとともに揃えておきたいです

今回は2両同時に製作。先ほどのファイアフライと同じ行程をチャーチルでも施しています。ここからはチャーチルをご覧ください。
■イギリス戦車 チャーチルMk.VII クロコダイル
DSC_5965.jpg▲汚れが溜まりそうなディテールが満載。チャーチルって車体が本当にかっこいいと思います。砲塔は…それぞれ個人の好みですね!クロコダイルで製作すれば、全長は25cm!
DSC_5966.jpg▲燃料などを搭載した装甲トレーラーは、装着されてまだ間もないというイメージで少し汚しを控えてチャーチルと差を出してみました
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DSC_5969.jpg▲足回りはもうガンガン汚したくなるデザインですよね! ちょっと明るかったかな〜。でもこんな感じ好きです
DSC_5973.jpg▲そして1/35MM同様の手法で作られたフィギュア。48ですよ!これ。なんか上手くなった気にさせてくれる模型って本当に最高! やったぜ!という経験でまた模型が作りたくなります
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僕は本当にこれまで1/35スケールしか認めていなかったのかもしれません。というか48を軽くみていました。特にチャーチル。このキットは戦車模型ってもっとこうすれば組み立てのカロリー減らせるし、塗ることも楽になるじゃんというアイディアの塊でした。昨年末にきちんとタミヤ48MMと出会えたことは幸せです。これからもこのチャーチルのようなキットが出続けてくれれば、48は多くのモデラーを虜にするはず! だって2両作っていても机の上が保てるのです(途中写真参照。パッドでアニメも見てます)。かっこいい戦車を省スペースでドンドン作ることができる。色を塗らなくても成型色で超カッコいいからガンガン組むだけ組んで、後からお気にのあいつを塗ってもいい。まさに机の上がファクトリー状態。ドンドンいろんな国の戦車や装甲車、トラックを作って、AFVがさらに楽しくなってしまう。お値段も抑えられているから、一度作れば次も手を出してみようかな?となる。

2019年、48で次のステージへ。まだまだ知らない模型をもっと作って行きたいと思います! それでは、今日も48を作りますか!




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