2022/08/21

▲半世紀以上前にデザインされた軍服が、今最高なんだ
日常着として最も普通で、最もカッコいいミリタリーウェアと言えば「チノパン」だと思っている。その中でもフランス軍が生み出した「M-52チノ」はぶっちぎりでかっこいい。一生付き合いたいチノパンを買ってみようと思うなら、「M-52」と検索して欲しい。きっと素敵なチノパンがたくさん出てくると思う。

▲1950~1960年代にかけてフランス軍に採用されていたボトムスで、ツータックのゆったりとしたヒップ周りと裾にかけてゆるやかにテーパードしたシルエットが特徴
僕はこの夏、福岡のミリタリーショップ「
WAIPER」が発売している「M-52チノ」を購入した。WAIPERは、軍の放出品の販売から、自ら作り出しているミリタリーウェアまで幅広く扱っている。特に自社開発のウェアの作り方がとっても丁寧。参考にしたモデルをただ再現するだけでなく、現代のスタイルにも合うようにアレンジをしたり、本物志向の人に合わせてあえてスタイルを変えないレプリカ的なものを作り出したりと、商品を通して楽しんでウェアを作り出していることを感じさせてくれる。
ここのオリジナルの「M-52チノパン」が本当に最高だった。多分一生穿き続けるし、リピートもすると思う。それくらい最高だ。

▲腰回りに入ったタックが、シルエットにゆとりと余裕をもたらせてくれる。ツータックのパンツの良さを味わうのにも最高の1本
WAIPERのM-52チノパンは、しっかりとしたチノクロス、綺麗な縫製、太くても裾にかけてテーパード(ヒザ下くらいから裾にかけて少しずつ細くなっていくシルエット)していく今っぽいスタイルと、絶対に外しのない条件が全部そろっている。そして価格も1万円しない……。本当に凄いパンツだと思う。

▲ポケットはシンプルなフラップが付いたデザイン。フラップがちらっとお尻から見えるのもかっこいい
そしてチノパンはミリタリーウェアだから、僕のようにプラモを作ってるときにガシガシ着用して汚しまくっても大丈夫だし、ガンガン洗濯してもまったくへこたれることなく穿いていける。このWAIPERのM-52なら、僕のプラモライフにもめちゃくちゃ力になってくれそうだ。この夏、とてもかっこよくて、とても丈夫な相棒を手に入れることができた。