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501と紙ヤスリ。好きな感覚。

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 紙ヤスリはピンピンな状態だけが最高じゃない。ある程度使い込んで、目が潰れて本来の番手の性能じゃなくなった時も、大活躍できる。使い込んだヤスリで、プラモのパーツをもうひと磨きすると、自然に目が潰れて細めになった紙ヤスリがパーツを滑らかにしてくれる。だから簡単には捨てられなかったりもする。変な愛着と信頼が湧いちゃってね。
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 リーバイスの501もそんな感覚。ノンウォッシュもかっこいいけど、ワンウォッシュの馴染んだ感じもかっこいいし、はき込んでスカスカになっているのもかっこいい。
 紙ヤスリは手に馴染み、501は体に馴染む。自分が触れる物から、そんな優しさを感じられていると毎日が本当に楽しい。だから今、僕は毎日が最高だ。プラモも仕事も家族との時間も。良く触れる物こそ、自分が好きな感覚に噓をついていない物を置いておきたい。ちっちゃな紙切れとなったヤスリと501にはそんな感覚が宿っている。
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 501はメイドインUSAが好き。アメリカ規格(工場が国外)もいいけど、アメリカ産がやっぱりいい。生地が軽やかじゃなくて、強いし、そのアメリカンな感じがはき込んでくると超フレンドリーになってくる。ホワイトオーク工場の生地を使った普通の501は、40インチの極太パンツ。ベルトでぎゅっと締めて履くのが好き。

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 神保町に行ったときに必ず寄る大好きなお店「BLUE BLUE 神田」。そこで出会ったスカスカのブラック501は、リペアもされてこれまでのオーナーの歴史が詰まった素敵な1本。一目ぼれしてしまい、今度は僕がオーナーになった。使い込んだ紙ヤスリをもらうことはないけど、デニムはこうやってバトンが繋がれる。いいよね。こちらもメイドインUSA。

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