2020/12/31
2020年は「ガンプラの楽しみ方を再発見」。僕とガンプラ。

2020年。今年はnippperをやったりとプライベートな模型が少なかったかな〜と思ったら、ガンプラを結構作っていました。戦車や飛行機、車などスケールモデルを良く作って遊んでいましたが、僕のプラモの原点のガンプラはやっぱり楽しかった!というより僕なりの楽しみ方を見つけました。それをまとめます。めっちゃ長い記事だけど年末年始に読んでね!!
1/新水性ホビーカラーとの出会い!
多くの模型店で買えるGSIクレオスの水性ホビーカラーがリニューアル。青系が弱い以外はまじで使いやすく、弱い青系は水性ホビーカラーの超ナイスな色「すみれ色」をベースに、これをつなぎにしてコバルトやインディを混ぜて突破!蕎麦の繋ぎも重要。塗料の繋ぎも重要。匂いもほとんど無しで、タミヤアクリルよりもキャラクター色が豊富なので、ガンプラには最高。僕は小さな息子と娘がいるので模型の環境には気を使ってきたので、新水性ホビーカラーはまさに最高の相棒となりました。この塗料のおかげで思いっきりガンプラを楽しめてた2020年になったと言っても過言ではありません。
赤もいろんな色があります。これだけあれば混色したりして好きな色も作れますね〜。
すみれ色は絶妙な青。メカデザイナーの海老川氏の描くガンダムエクシアなどにぴったり!AGE-1もこれで青を塗りました。
2/全面のヤスリがけ&素組みをしない!
僕は説明書を良く読んで、合わせ目が目立ちそうな部分だけマーク。そこだけ組んで処理し、後は塗装が終わるまで組み上げません。パーツをランナーから全部カットして、ゲート跡と目立つパーティングラインだけ消して、塗装作業に移ります。初めてやってみた時は大丈夫かな〜と不安でしたが、作業中にガンプラのシャープさやパーツ構成に自然と身を委ねている自分がいました。完成後の写真をみていただければ、この方法でも楽しめるんだな〜っと分かってもらえると思います。素組みしないから形が見れないけど、ガンプラは組むとかっこいいから塗らなくても良いや〜という満足感も出ます。その満足感を味わう前に、さらにかっこいい状態を初めて組んだ時に味わうようにしました。自分だけの塗装をしたガンプラが欲しいと思う人間でもあるので。
3/ガンプラのシールは積極的に使っていくぞ!
細かい色分け部分を再現するシール。これを塗装した面に貼って色分けが解消できるような部分は積極的にシールを使うようにしました。シールを貼った部分に、GSIクレオスのプレミアムクリアーを半ツヤに調色したものをエアブラシでさ〜とかけるとシールの光沢が落ち着いて良い感じになります。艶消しだと粉をふくことがあるので、半つやオススメ。シールが粉っぽくなっても綿棒で擦れば綺麗になるので、やり直しできるから安心してください。
ここからはこの方法で製作した2020年のガンプラ「11体」をご紹介します!
1/HGAC ウイングガンダム
こちらはウィーゴの生みの親・小林和史さんのTwitterで公開された時短プラモに影響を受けて、全てランナー塗装で作ったウイングガンダム。nippperでも記事を公開しているのでぜひみてみて下さい。
ランナー塗装で全塗装した時に、なんも整形しないでもこのように仕上がるのか〜と一つの目安を自分の中で得ることができました。これにより、この後の僕のガンプラ製作スタイルが確立しました。先ほど紹介した3つの製作方法のきっかけはこのウイングガンダム。僕に気づきをくれた大事なガンプラです。
2/HG ガンダムAGE-1
ウイングガンダムを作って気づいたことを実践してみた第1作目。放送当時はバリバリにエッジを立てたり、筋彫りを彫ったりして作った思い出のキット。もう一度対面すると見え方が変わりますね。ガンプラの白の素晴らしさを再認識させてくれたガンプラです。
こちらはダブルオーガンダムのパーツ。めっちゃ白が綺麗ですよね〜。透けもない、隙のない白です。
白は塗装せずに、プレミアムクリアーの半ツヤで白をコート。それだけですごく良い感じに。すみれ色とも出会いました。
3/HGFC シャイニングガンダム
AGE-1と同時進行で同じ方法で製作したシャイニングガンダム。白は成型色。紫系の墨入れをしてみました。水性ホビーカラーの塗膜も強く、パーツの差し替えや、動かしても安心です。
4/HG ユニオンフラッグ
ガンダム00を一気に見直した2020年。登場するガンダムもかっこいいけど、量産機のデザインがめっちゃ豊富でかっこいいのも作品の魅力ですよね。フラッグはその中でも特に好きです。水性ホビーカラーで発見した「すみれ色」が似合いそうで、この色をメインで塗りたい!となり製作。肩には「ライト兄弟」のデカールを。空に特別な思いがあるフラッグファイターというイメージで作りました。つやは光沢を強めににしています。
5/HG ガンダムAGE-2 ダークハウンド
ドイツ軍の戦闘機のカラーを水性ホビーカラーで揃えたので、これでガンプラ塗ったらかっこいいだろうな〜と思い、それに似合うキットということでこのダークハウンドを選んで塗ってみました。黒で塗るのもかっこいいのですが、黒に近い何かで塗ると印象を変えずに自分だけの表情が出せると思います。
6/HGAC ウイングガンダムゼロ
ランナー塗装で製作したウイングガンダムの隣に。そしてこの方法でガンダムWで発売されるガンダムを揃えて、オペレーションメテオを発動させたいといな〜と思い、ガンダムWのガンプラを楽しみだしました。ウイングガンダムゼロって、後半主役機の中では「う〜ん」な思いで子供の時にみたのですが、完成して愛着が湧きました。でもウイングガンダムの方がデザインはいけてるよね。
水性ホビーカラーの塗膜の強さを知るのにぴったりの、ドッキングシステムが醍醐味のガンプラ!小さいガンダムにアーマーがついて馴染みのあるスタイルになる。この取り外しに水性ホビーカラーの塗膜が耐えられるか。結果は僕の中では全然OK! 特にプレミアムクリアー後はさらに強くなります。胸の「03」はアースを意味して貼りました。
8/HGUC ガンダムMk-II
ガンダムMk-IIは小林和史さんのティターンズカラーの作品を見て僕も作ってみたいと思って手に取りました。いろんな好みが別れるリバイブ版のMk-IIですが、まずは完成させようとどストレート1本勝負。Mk-IIの白はガンダム系の中でも特に難しいな〜と思っています。最初ガルグレー瓶生で塗ったら「やり過ぎた!」となり、近くにあったグランプリホワイトを混ぜてみました。ガルグレー多めでグランプリホワイトを少なめに。僕のイメージするグレーよりの白になって大満足。2020年に作った模型でもお気に入りのひとつです。
9/HGUC ガンダム
リバイブガンダムMk-IIを作って、もう一つのリバイブに手をだしてみるかと……正直僕の一番嫌なHGUC……。リニューアルの意図があまり感じず、ぽ〜んと出てしまった感じ。最初のHGUCガンダムはプロモーションも素晴らしく、ワクワク感の描き方が最高のガンプラでした。高校生の時の僕は玩具屋さんにダッシュして買いに行き、寒空の下カンスプレーで全塗装し、いつも机の上に置いておきました。このリバイブガンダムにはそのようなワクワク感がなく、あっさりと消化されていくガンダムという印象がありどうしても好きになれませんでした。そして今年、いざ!鎌倉とやってみました。完成後もまだ自分の中でなんかもやっているので2021年、もう一個G-3カラーとかにして作ってみます。
10/HGUC ガンキャノン
リバイブ祭り!Mk-II、ガンダムと続いてガンキャノン。nippperの記事でガンプラのウェザリングをしてみようという記事で製作しました。歴戦のガンキャノンを目指し、赤の退色や傷、汚れなどを施しています。ナンバリングはどちらが入るのでしょうね〜なんて勝手に妄想。空に上がる前にメンテナンスされて、戦闘機のようにタッチアップ跡が残るガンキャノンにナンバリングされていたりしたらかっこいいだろうな〜。また作ろう。
11/HGUC シャア専用ザク
HGUCでリニューアルを果たしたシャアザク。ディテールも少なくシンプルで、HGUCらしいザクがきたぞ!と喜びました。可動を優先したプロポーションにはなっていますが、そこが気になったら手を動かすチャンス!僕は腕の長さが気になったのですが、武器持たせて肘曲げたら「ま、いいか〜」となりビールを飲みました。塗装で使ったカラーに全部食べ物の名前が入っていて、シャアザクはグルメだね〜と勝手に思ったもんです。
2020年、一番完成したプラモが「ガンプラ」でした。こんなにガンプラを塗ったのはいつぶりでしょうか?
今年はプラモごとに、自分の中で楽しみ方をシフトチェンジすることができるようになりました。それもnippperという模型メディアに挑戦した結果だと思います。こうしなきゃという物差しはもちろん自分の中にあります。でも「こうしなきゃをしない」ことで生まれるものってどんなだろう?という興味も生まれてそっち側に向かって進んでみました。もちろん、これはあかんね〜となることも多数。でもその中で光るものを見つけた時は「模型、さらに楽しくなるかも!」と思ったもんです。そのような体験をもっと自分の中で増やして、2021年はさらに模型を楽しもうと思います。そしてその楽しさをnippperでどかーんとお届けしていくのでよろしくお願いします。それでは良いお年を。
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