2019/10/28

◾️タミヤ 1/72 零式艦上戦闘機五二型。ゼロ戦です。最近パチパチ組んだりしているのが楽しかったのですが、急に筆塗りがしたくなりました。何ででしょうね? 自分でもわかりませんが(爆)。あと模型のジャンルで分けるよりも楽しみ方、プラモではなく「趣味」の視点でこれから記事を分類していこうと思います。模型趣味。だから自分が楽しんでいる様子をメインでお届けして行きます。と言ってもあまり変わらないかもしれませんが。話は脱線しましたが、こちらタミヤの1/72 零戦は二一型、二二型、三二型、五二型を展開。しかもどれも比較的新しいのも特徴です。1/72スケールで発売したのは何と2012年。日本を代表する戦闘機のキットが高品質で誰もが楽しめる。手のひらサイズでコレクション性も抜群。それぞれのタイプごとに仕上げ方を変えて一気に揃えるなんてことも夢じゃありません。





◾️美しいパーツ。組み立てることをしなくても、このキットを自分の棚に置くだけでも自分の趣味は豊かになるんじゃないかと思えてきます。これらが一つになることでゼロになる。ワクワクしてきますね。

◾️プラモデルは加熱食品のようなものなので、工具が必要です。ニッパー、デザインナイフ、ピンセット、ヤスリは組み立て系工具の四天王とも言えます。僕はニッパーはゴッドハンドのブレードワン、オルファのデザインナイフ、タイヤのピンセット、ゴッドハンドの神ヤス!を主に使用しています。

◾️筆はタミヤのモデリングブラシ PROIIとシタデルのBASEのL?平筆に近くて筆先が斜めにカットされているやつです。これが広い面を塗ったり、ウェザリングしたりするときなどに本当に便利です。

◾️塗料はタミヤアクリルを使用しています。どこでも手に入るのと、自分が使いやすいと思って使ってるからです。世の中で良いとされていても自分に合わなかったら良いものではありません。自分の良いもので楽しむから趣味。もちろんすすめられて使って見て、よかったらすぐ使いますよ。タミヤアクリルは筆塗りもしやすく、何よりこれからの自分の模型人生の中でタミヤのキットを一番作っていくと思うので、タミヤで色を揃えておけば、製作もスムーズ。ラッカーほど臭いも弱いので、今のところ家族から反感はありません。

◾️塗料には恋人がいます。専用の溶剤です。これで塗料を薄めたり、筆を洗ったりします。

◾️あと……パレットです。汚くてすんません。ものぐさなんです。梅皿タイプだといろんな使い方ができて便利ですよ。文房具屋さんとかで売っています。とまぁ、結構準備するものがあります。様々な道具を使用して物を作る。前回のガンプラは最小限の工具だけであの完成度になりましたが、全塗装して楽しむとこのようにより準備するものが増える。そんなの楽しみも模型なんですね。では次は筆塗りの準備に。

◾️先ずは塗料皿やパレットに(こちらも汚くてすんません!)先ほどのアクリル溶剤を少量移します。そして筆にしっかりと溶剤を含ませます。

◾️筆先の溶剤をティッシュやペーパータオルで調整。これで筆が塗料を受け入れる準備ができました。筆の根元まで溶剤を含ませることで、塗料をしっかりと押し出してくれるので筆の進みも良くなります。

◾️塗料を筆に含ませて(恐ろしい色の塗料ですね。混色した茶色です)……。

◾️筆先の塗料の量をコントロールする。この筆先の筆の量はそれぞれ好みがあると思うので正解なんかありません。要は自分が塗りやすければ良いんですね。それでは零戦を組んで行きましょう!

◾️こんにちは。コクピットです。多くのモデラーから最初に作るのめんどくさいとか言われる私です。今回もそうなんでしょ? しょうがないよね。でも俺いないと飛べないからね。そして1/72なのに俺のパーツ数20近くあるからね。やってこうぜ!

◾️はい。組む前に塗りましょう。小さすぎて筆が入らない!! となる前に、ランナーについたままの状態でジャブジャブ塗ります。多少粗があっても完成するとあんまり見えません。1/72だもの。

◾️こんな感じですね。どうでしょ? グレーのランナーに色が入ると。パーツを解き放っている感じがしませんか?


◾️そして組む。すっかり忘れていました。接着剤です。ここでは2種類使います。まずはタミヤの白蓋。こちらは粘度が高く、このような小さいパーツの端にチョンとつけて、接着します。

◾️先ほど接着剤をつけたパーツをコクピットの床に接着しているところです。

◾️次に流し込み接着剤です。模型のパーツ接着はこれを使うと接着面もあまり荒れずに、綺麗に接着します。このようにパーツを合わせて、合わせた箇所に接着剤のハケをちょんと置くと、ハケの中の接着剤が合わせ目に流れて行きます。これで接着完了です。


◾️多くの飛行機模型がコクピットを胴体パーツで挟み込むようにして組み立てるのですが、この零戦は胴体を組んだ後でもコクピットが下からはめられる構造になっています。だから必ずしもコクピットから作らなくても良いんです。

◾️組み上がったら早速塗装に行きたいところですが、ちょっとコーヒーブレイク。タミヤのキットにはこのように今自分が作っているものはなんぞやとわかる解説がついてきます。特に零戦は各タイプの特徴やドラマがわかりやすくまとめられており、他のタイプも作りたくなります。休憩を終えたら塗装に行きますよ!

◾️そのまま基本色(その機体のメインカラー)を塗装しても良いのですが、陰影ある雰囲気を出したいので、下地として影色を塗ります。パープルとクリヤーブルーを混ぜたものを使用。

◾️とりゃ〜〜〜。勢い〜〜〜。下地で隠れますので、そんなに気をつかわず。少し薄めの塗料でざざっと表面を覆っていきます。モールドなどにも先に墨入れがされたような状態になります。このモールドに先に入った下地塗料が、良い塩梅の影色となります(マシーンネンの横山先生の受け売りなのだ)。

◾️下面の明灰白色を塗装。僕は短いピッチで塗って行きますが、塗り方は自由。筆塗りってベシャってなるかもと不安になりますが、勢いも大事です。先ほどの筆塗り前の準備をして塗料を調整してみて、えいっ!ってやってみるとなんだか良い感じになりますよ。

◾️このなんとも言えないモヤモヤした感じが筆塗りしてるな〜ってなります。もちろんスーパー上手い筆塗りモデラーの人たちはピシ〜〜って仕上げてきますが、僕は無理です。というかこんな感じが好き。ピシならエアブラシ使うもん。僕の趣味のスタイルです。

◾️オラオラ! 緑なんだよ。緑。と声を出して筆を動かします。濃緑色にクリヤーグリーンを混ぜています。タミヤアクリルのつや消し系の色はガツンとツヤが落ちますので、僕は同系色のクリヤーや、クリヤーそのままを添加して塗るようにしています。また今回は光沢よりに仕上げたいとのいうのもありました。実機を見ていくとみんな良い艶してるんですよね。当時の零戦のツヤ感はわかりませんが、いろんな見たものを模型に取り入れるのはとても楽しいことです。

◾️一度我に返る。うまく行ってんのか…筆塗り。怖くてキットのデカールを貼ってみる。緑に日の丸…。零戦だ。デカールってすごい。最高のアップデートパーツ。ありがとうデカール。自信を取り戻し、塗装は加速する。

◾️各部に汚しの雰囲気を入れたいときはGSIクレオスのウェザリングカラーやタミヤのスミ入れ塗料だ。これを表面に薄く塗って、専用の溶剤でぼかすようにして表面の汚れを表現します。乾いたらお外に出て、水性のプレミアムトップコートをさぁ〜ってスプレーすれば、頑張ったウェザリングも保護できます。

◾️こんな感じです。進行方向を意識て汚れが後方に流れていくようにしています。筆塗りの雰囲気と合わさって結構ハードな感じに仕上がりました。

◾️さっきの写真でも見えた塗料が剥がれて露出した銀は、爪楊枝にシルバーをつけてチョンチョンしています。爪楊枝の先は、デザインナイフで削ってより細めにしています。これで完成なりよ。



◾️艶っぽい仕上がりにした理由は、上と下の写真を見てもらうとわかると思います。そう下の写真にはホコリがいっぱい。ということではなくで、外撮影した時に光を反射してなんだかドラマチックになるんですね。前回のファントムの時にツヤ感があるところには面白い表情が出たので、今回は全体的に少し強目にして見ました。撮影イメージを決めて塗るなんてのもありっすよね。模型なんだし。(エアダスターを買うぞ!!)

◾️タミヤ 1/72の零戦は、かつて僕が初めて完成させた飛行機模型でした。闘う零戦という本についてきたマガジンキット。二一型でした。タミヤのプラモデルをミニ四駆以外全く作ってこなくて、20代前半でタミヤと出会った自分。まだまだ日が浅いのだからそれはそれは面白い。今回、模型を作るレベルではなく、この五二型にはもっと模型を楽しんでるぞ!あの二一型作った時よりもねと胸を張って言えると思います。素敵な模型を自分が食べたいように食べる時間。それは至福。どんな塗装方法でも、どんな解釈でも、それはみんなの趣味。みんなの模型。楽しく組んで、楽しく塗る。本当の基本をまた零戦に教えてもらいました。筆塗り楽しかったな〜。日本機も。本当にプラモって楽しいよね。おしまい。

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