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プラモ筆塗り雑記帳/雪の色、ワークの色「S.A.F.S. Mk.III A8/R8」

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 白は本当にかっこいい。今、僕が最も好きな色で最近は白い服を良く見ている。テニスもしないのにナイキの白いテニスジャケットがカッコ良くて買ってしまったくらいだ。
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 白は厨房やガレージなどでも良く見る色で、ワークとも密接している。汚れが目立たない色の服のほうが良くない? って思っていたのだけれど、現場では確かに白い服が多い。洗えばある程度落ちるし、むしろ洗わないと汚くなるから小まめに洗う。服の清潔度ってのがわかりやすいからなのだろう。洗いまくってうっすらと汚れた白いウェアってのはとてもかっこいいしね。
 そんなワークスタイルをアメリカの写真で見たので、今回作ったマシーネンのアニキに投影させた。カーハートの白のセットアップに足元はティンバーのイエローブーツだ。僕の好きな雰囲気を投影できるアニキがいるプラモって最高。僕がマシーネンが好きな理由がそれ。かっこいいメカというだけでなく、なんだか普通の人を隣においても絵になるのだ。
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 白いアニキにはどんな景色が良いかなと考えた。アスファルトも似合いそうだったけど、冬だし「雪」にしてみた。雪は意外と簡単なのに、見映えが良くなるからありがたい。
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 粘土を盛った木の台座に、タミヤの情景テクスチャーペイントの粉雪を塗るだけで良い。これで一気に雪になる。
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 適当にモリモリ。
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 筆でトントン叩けば完成!
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 メカやフィギュアの足元にも塗れば、さらに良い雰囲気に。地面って一見難しそうだが、専用塗料がたくさん出ているからとても楽しくて簡単なのだ。
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 雪に合わせて、メカも冬季迷彩に。これはドイツ軍のフォッケウルフの中にいた迷彩パターンを拝借した。実際にあったカラーパターンだから、いい感じにマッチングする。かっこいいカラーを真似るって良いことだよね。
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 パレット上に塗ってきた塗料が踊る。塗り重ねた色の道筋がここにはある。それを見るのも筆塗りは楽しい。
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 塗っている途中の「うまくいくんかね〜」って心のざわつきもまたエキサイティング。うまく行ったり行かなかったりの繰り返しがあるからこそ、プラモって面白い。
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 雪の白とワークの白がいい感じにミックスできた。今回も自分の好きな雰囲気で楽しめた。楽しい時間をありがとね〜〜。
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プラモ筆塗り雑記帳 ハセガワ 1/20 MK44 アンモナイツ スマートガン装備 編/「コピーバンド理論で楽しむ自由な塗装」

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 プラモデルの色を「自由に塗る」ってのはなかなかに難しい。好きな色を塗ってカッコよく塗れるかどうか心配になるからだ。僕はそんな時「好きなモチーフ」から色を借りる。まさにコピーバンドだ。この旋律が良いから取り入れよう、真似して弾けるようになろうとかそういう発想に似ている。
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 今回色を借りたのが、第二次世界大戦のイギリスを代表する戦闘機「スピットファイア」。こちらはタミヤの1/72スケールのキットを筆塗りしたもの。ここで使用した塗料と同じものを使用して塗った。スピットファイアは一見地味なカラーリングだけど、グレーやグリーンの配色バランスが絶妙。マーキングの色も見事な差し色になっている。スピットファイアって飛行機は本当にかっこいいので、ぜひ一度作ってほしいモチーフでもある。
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 このアニキも実はスピットファイアから色を借りてきている。パイロットが着ている服の色から、自分の好きな色をピックアップしたのだ。ネイビーの服(塗料はフィールドブルーをベースに塗っている)、救命具のイエローをメインカラーに選択した。イギリス空軍のパイロットの服は、デザインや色が完成されているので、ブレずにカッコよくなる。ありがたやなのだ。
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 自分が塗りたい色で楽しめた! 「色パクってきてそれでオリジナルなのか?」と言われるかもしれないが、世の中は模倣の連続から良いものが生まれてくる。良いものを見たり、真似たりすることで「かっこいいという感覚」が成長していくんだと思う。だから目で見て、いいなと思ったものは真似してみるのが良い。たとえその通りにできなくても(実際に全然できない)、やったことが力になる。そのうちに、自分が作った模型になっていくのだと思う。そしてプラモが最高に楽しくなる。

プラモ筆塗り雑記帳「タミヤ 1/48 メッサーシュミット Bf109 E-3」編/飛行機模型のど真ん中の色を筆塗りで。

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 だんだん外が明るくなっていく。僕の筆塗りは「朝」。5時くらいから6時の間にペタペタ楽しんでいる。作業机の窓から差し込んでくる朝日を浴びた模型は、塗り上がってなくてもとてもかっこいい姿を見せてくれる。目の前で作っているプラモを「かっこいい」と感じられると、模型作りは何倍も楽しくなる。
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 タミヤの1/48 メッサーシュミット Bf109 E-3は、以前1/72スケールを筆塗りした。1/48スケールで作るのは初めて。キットは1996年に発売したもので、まも無く発売から30年になろうとしているプラモだが、癖が無くサラッと組み上がる。現在のキットような濃いめのリベットなどは表面に無く、スマートなシルエットとキリッとしたパネルラインを味わえる。組んだだけでも、レーサー譲りのメッサーシュミット Bf109のかっこよさを手に入れられるので、ぜひ組んでほしい。
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 こちら組んだ状態。主翼のフラップの上げ下げは選択式。今回は下げた状態で製作。筆塗りで仕上げる時、僕はほとんどのパーツを組んでしまう。コクピットなんかは、太い筆を突っ込んでメインカラーを塗り、届く範囲だけちょこちょこ塗り分ける。またパイロットを乗せることが好きなので、乗せてしまえば中はほとんど見えない。脚は組んだら、本体に接着せずに差し込むだけにしておく。塗装後に接着する。
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 ドイツ機の色の名前には「RLM」(Reichsluftfahrtministerium ドイツ航空省のこと。こちらによる指定色)という名前が付く。ガンプラしか作ってなかった時は、この意味が全くわかっていなかった。水性ホビーカラーでもこの色がラインナップされているので、その中から「64」「67」「70」をセレクトして塗装することにした。
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 ドイツ機に塗られたライトブルーは本当にかっこいい。気品があり、戦闘機のかっこよさをさらに引き上げてくれる。だからライトブルーを塗っている時は本当に楽しい。キットのグレーの成型色の上から直接塗装。水性ホビーカラーらしい透け具合を活かし、(完全に下のグレーを隠蔽しない)成型色のグレーが透けることによるグラデーション効果を意識して塗っている。
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 主翼の迷彩塗装は、塗装図を見ながら境目にマスキングテープを貼る。塗る色を間違えないように、点描しておく。筆塗りで直線的な迷彩を塗るなら、このくらいざっくりとしたマスキングで問題ない。
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 塗料を塗ったら半乾きくらいの時にテープを剥がす。完全に乾燥後にテープを剥がすと、テープの隙間に固着した塗料がテープと一緒に剥がれてしまい、境目がガビガビになる。
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 明るいグレーである「RLM02 グレー」を塗ったら、お次はダークグリーン。下地が透けるくらいの薄さに調整したものを(僕は薄めた塗料を準備して塗るのではなく、パレットに塗料、塗料皿にうすめ液を出して、パレット状で適宜濃度を調整しながら塗っている)塗っていく。迷彩のキワの段差が気になるが、今の所は無視。ダークグリーンが塗り終わった後に、2000番のスポンジヤスリで表面を撫でてやれば、それほど目立たなくなる。
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 1回や2回で色を発色させようとはしない。この写真は1回塗りして乾かしている状態。完全に乾燥したらもう一度同じように塗り重ねる。
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 大体塗り終わった状態。全色、実は下のグレーのプラスチックの色が少し透けている。こうやって少し色ムラがあった方が僕は好き。この色ムラが、最後のウェザリングでいい感じにまとまり、プラモに色気が出ると思っている。
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 飛行機模型やマシーネンクリーガーを筆塗りしている人たちがよく言っているのが「迷彩は隣り合う色を少し混ぜた物を、迷彩の境目などに塗ると調和が取れる」ということ。これ、よくチャレンジするのだが、隣り合うどうしの色を混ぜる具合が結構難しくていつも「本当に?」ってなっていた。今回もチャレンジしたのだが、塗料どうしを混ぜると色の変化が強すぎた。どうしたもんかな〜〜っと悩んでいると、塗料皿にある「うすめ液」に目が行った。RLMグレーとダークグリーンの筆を何度も洗っていたそのうすめ液は、ちょうど良い塩梅の出汁みたいになっていたのだ。塗料を混ぜるのではなく、このうすめ液でそれぞれの色を溶いてみたら……。
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 写真では分かりにくいが、ライトブルーにうっすらグレーが入ったり、グレー部分にダークグリーンの色味などが入って、いい感じにまとまった。ハイライト的に白を混ぜた各色で塗った部分も、うすめ液で溶いた各色がまぁるくまとめてくれた。
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 キャノピーの枠の筆塗り。水性ホビーカラーのつや消しブラックを塗装後、その上からダークグリーンを塗っている。はみ出したら爪楊枝でコリコリと削り取れば綺麗になるので、基本マスキングはしない。水性塗料はパーツに与えるダメージが少ないからこそ、クリアーパーツも大胆に塗装できる。
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 あとはデカール貼り→半光沢コート→タミヤスミ入れ塗料 ダークブラウンでウォッシング→タミヤエナメル ジャーマングレイでスポンジチッピングして完成!! 筆塗りはデカールを貼る&ウェザリングをすると一気に化ける。だから、途中で「なんかしっくりこない……」と思ってもデカール貼りまで行って欲しい。筆塗りらしい塗面と対極の「印刷物ならではのシャープさ」が模型を一気に引き締めてくれる。 
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 ドイツの飛行機というと、僕が生まれる前からず〜〜と飛行機模型のど真ん中だった。こうやって作ってみると、形・色共に本当にかっこよくて、多くの人を惹きつけてきたのが分かる。歴史的名機には流行りやトレンドは無い。いつ作っても、最高のかっこよさが約束されている。そういうモチーフに触れている時間というものは、本当に最高なのだ。おしまい。