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お久しぶりです、ガンプラ。ちょっと勇気を出して全塗装した話。「HGUC ガンダムGP01」

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 久しぶりにガンプラを全塗装した。というのも、おうちの模型ストックを整理していたら隅っこから「HGUC GP01」が出てきたのだ。HGUCの中でも、もはやクラシックとも言える存在でありながらも、当時としては細分化されたパーツ、カトキハジメによるディレクション(これも初期HGUCの面白いポイントですよね)、中に人が入っていないメカっぽいスタイルが非常にかっこいいガンプラだ。23年前に発売されたこのキットを、当時発売日に近所のおもちゃ屋に行ってゲット。模型誌の記事を参考に改造したりして、ホビージャパンのコンテスト「オラザク」を目指したりもした。コンテストには間に合わなかったけど、色々手を入れて完成した初めてのガンプラということもあり、とても僕の中で特別なプラモになった。
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 23年前のガンプラ。プロポーションバランスや関節の解釈などは昨今の流れからは大きく外れているけれど、これを「カッコ悪い」と否定することはちょっと難しいよねって言えるくらい洗練されている。試行錯誤やチャレンジ、今のようにネットにたくさんの模型作例が輝いている時代ではないからこそのバンダイの練り込みみたいなのも見られて、本当に楽しい。ガンプラはちょっとだけ時を戻しても、とても美味しいのだ。
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 最初、白はプラスチックの色を活かすいつもの塗り方で行こうかなと思った。しかし、水性ホビーカラーのエアリアルホワイトという色が、紫っぽい白でカッコよくて、これが使いたいがために全塗装に思い切って行ってみた。ちょっと隠蔽力が弱かったので、慣れるまでコツがいったけど、まぁなんとかなった。下地を塗ってエアリアルホワイトを塗る時は、「白サフ」がオススメとだけ書いておこう。
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 とても上品な白なので、1本持っておくと本当に便利。塗装レビューはnippperに書いてあるので、そちらを参考にしてほしい。
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 GP01の各凹部の黒や赤はシタデルカラーのメカニカス・スタンダード・グレーとメフィストんレッド。水性ホビーカラーのエアリアルホワイトの上から、ラッカー塗料のスムースクリーでラッカー塗膜による保護を作った後に、水性塗料のシタデルカラーで塗装。こうすることで、シタデルカラーがはみ出した時にマジックリンでの拭き取りが可能となる。水性ホビーカラーの上からラッカーコートは、ビシャビシャに塗りまくらなければ溶けることはない。3回くらい塗って乾かしを繰り返してコートしている。各部のスミ入れも同様の方法で行なった。
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 お久しぶりの全塗装、特に白の塗装には苦戦した。むしろ「白を塗らない」という選択でのガンプラ作りがいかに効率的で、しかもフラットな綺麗さで完成させられることを身をもって知った感じだ。そういう体験もしたので、また自分の中でガンプラ製作の工程の幅がこれから広がると思う。
 完成したGP01を見ていると、毎日枕元にホビージャパンを置いて読んでいた少年時代の自分を思い出す。あの時作ったガンプラのおかげで、今もこうしてガンプラだけでなくさまざまな模型を楽しめているのだと思う。プラモって本当に楽しいぜ。

お久しぶりです、ガンプラ。バンダイのトリコロールに甘えて/「エントリーグレード RX-78-2 ガンダム」編

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 パーフェクト。薄い緑が入った白、美しい青と赤。透けのない黄色。ガンダムのトリコロールはプラスチックの色である「成型色」に思いっきり甘えることもできる。全塗装は「自分の気に入った色で塗りたい時の楽しみ方」で、手軽にかっこいいガンプラを作るなら「思いっきり成型色を活かす」。そんな風に楽しみ方をキッパリ分けても、到達するクオリティは「満足」というところまで行けるのだ。
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 だから今回はバンダイのトリコロールに甘えて、白・青・赤はつや消しスプレーを吹くのみとして、プラスチックの色で完成させた。グレーだけはどうしても自分のイメージと異なったので、ここだけは塗装している。また武装と手首はHGUCのガンダムが余っていたので、そちらからコンバートしてより厚みのあるものとした。
 ツヤを消した時、正直青なんかは「俺が塗るより100倍良い! プラスチックの色すげ〜」って思った。そしてめちゃくちゃ楽しかった。かっこよく仕上がると楽しいのだ。簡単な方法だから、手軽だからでマイナスなことなんてひとつも無い。楽しい、面白いとあなたが感じられたらそれで良いのだ。成型色活かしだと、部分塗装の修正なんかもしやすいし、色々ストレスが無いのも良い。
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 またデカールは成型色活かしとの相性がとても良い。つや消しスプレーを吹いた、とても均一なプラスチックの色に、デカールが色をさしてくれてガンプラのアクセントになる。
 つや消しスプレーを吹く前にデカールは貼ったほうが綺麗になるので、デカールを貼る→ツヤを消すの順番がオススメ。
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 このエントリーグレードガンダムのプラモはすごく懐の深いプラモだ。シンプルで簡単に組み上がる構成ながら、塗装もしやすく、初代ガンダムを作りたいという人が持っているさまざまなニーズを受け止めてくれる。だから僕はこれからも、初代ガンダムが作りたくなったらまたこのキットを作ると思う。

お久しぶりです、ガンプラ。塗る・塗らないを明確にして完成した少年時代の憧れ。「HGUC V2ガンダム」編

 小学生の頃、TVで観た初めてのガンダムが『機動戦士Vガンダム』でした。正直当時は何をやっているのかさっぱりわからない。でも、このV2ガンダムだけはスペシャルでした。かっこいい光の翼は、僕たちがテレビのガンダムよりも夢中になっていた「BB戦士」やバンプレスト系のゲームでとてもかっこよく使用され、νガンダムと双璧を成す最強ガンダムとして、僕らの手のひらで輝いていたのです。
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 思いれのあるガンダムだけにあれやこれやとやりたくなります。そしてこれまでMGも買いましたが、結局完成しませんでした……。だからこそ、久しぶりに始めた熱量の高いうちにV2を作ろうと思ったんです。あとたまたま近所の模型屋で買えたってのもあります。そういう巡り合わせも大事にしたいと思って、一気に作りました。いや〜、楽しかった。あの頃の自分にどうぞとプレゼントしたいですね。
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 今回久しぶりにタミヤの白い蓋の接着剤で合わせ目消しをしました。パーツが合わさる面どうしに接着剤をペタペタ塗って「ムギュっ」とはみ出させるやつです。ガンプラ・合わせ目消しで検索すると星の数ほど記事が出てきますので、気になる方はそちらで。
 この方法はしっかりと合わせ目が消せるのですが、時にプラの色が変色してしまいます。V2の青のプラスチックの色は綺麗だったので、当初活かそうかな〜っと思っていたのですが、肩の合わせ目が結構白くなってしまったので、色を塗ることにしました。V2って俯瞰から観た時もかっこいいので、肩の変色はちょっと嫌だな〜と思ったんですよ。
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 この青、かっこいいですよね〜〜。僕がよく使う水性ホビーカラーは「青系」がちょっとまだ弱いので、正直青は塗りたくなかったのです……。でも、そこに救世主がいたんですよ。水性ホビーカラーの性能ってまだまだ進化しているのか! と気づかせてくれる塗料でした。
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 それが「水性ガンダムカラー 水星の魔女カラー」というもう名前勝ちな塗料です。この塗料、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するなんとも中間色で淡いモビルスーツ達の色をバチバチに表現してきたすごい塗料です。友人がエアリアルブルーを使用しているのを見せてもらったら、もうすごい発色と美しさ。その性能を見たり、感想を聞けたおかげで、迷わず「水星の魔女カラー ガンダムエアリアル(改修型)ブルー」をセレクトできました。通常のエアリアルブルーの方が淡くておしゃれなV2になりそうだなとも思ったのですが、「エアリアル(改修型)=V2=後半機体」って僕の頭の中で繋がったので、この色にしたってのもあります。結果、重めでいつもの自分ならあまり塗らない青に塗れてすごく楽しかったです。
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 エアリアル(改修型)ブルーが重めの色だったので、ちょっと欲をだして「赤を軽めの色にして調整しちゃうぞ」と思いました。なんか良い色ないかな〜と探していると「ルナマリア専用機ピンク」という、ガンダムファンならすぐにイメージできるピンクがありました。これなら調色せずにそのまま塗れそう。その思惑は僕の中でピシャリ。ルナマリアに感謝するのでした。
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 白は成型色を活かしているので塗ってないのですが、一部合わせ目消しで変色してしまった場所だけピンポイントでエアブラシで塗っています。基本的なガンダムの白い成型色と「水性ガンダムカラー RX-78-2 ガンダムホワイト」の色はほぼ一緒なので、こういった部分塗装的に使用しても違和感がないです。そこだけ塗るなら全部塗っちゃえば?って聞こえてきそうですが、白を全部塗ると時間もかかりますしね。まぁ、いいっしょ。
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 エアブラシの細吹きで。プラスチックの色と塗料の色が本当にそっくりなので、最後につや消しを吹いて全体のツヤを揃えれば、全く問題なしですよ。
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 成型色を活かす作り方でも、僕はヤスリをかけます。400番から800番くらいまでかけて、光沢コート→スミ入れ・デカール→つや消しの順番で表面をクリアー塗料で塗ってコートしていくと、ヤスリの傷も目立たなくなります。パーツにいきなりつや消しはしません。デカールをしっかり貼りたいという理由で光沢を吹くのですが、この光沢塗料も小さな傷を埋めてくれるので、その上からつや消しを吹くことでよりパーツが綺麗に仕上がります。
 特にV2ガンダムは曲面が美しいガンダム。パーツを見て丸いラインが綺麗じゃないところは、スポンジヤスリでならしています。僕はこういう作業は大好き。改造やスジ彫りがマジでできないのですが、ヤスリで面を整えることはできる。しかもこれを全部じゃなくても、自分が綺麗にしたい、シャープにしたいってところだけでもやるとすごくガンプラはかっこよくなるんです。かっこよいと感じるとプラモはなんでも楽しくなるのです。最高だよね!
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 ここはV2ガンダムの魂!! ミノフスキー・ドライブユニット。ここだけは製作当初から絶対に塗るぞと決めていた場所です。ガンダム本体はつや消しで仕上げていますが、ここだけ光沢でパール系顔料が入った特殊な塗料「LINKL PLANETカラー ステラオレンジ」で塗っています。
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 白を塗って、その上からステラオレンジを塗装。ここだけきらりとパールが輝く仕上がりにしました。当時心奪われた光の翼が出るユニットですから、ちょっとだけでもこだわりたかったんです。
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 「V2ガンダム」完成! 成型色仕上げと塗装仕上げの割合がちょうど半分くらいな感じになりましたね。塗るところ、塗らないところをセレクトして作っても大満足の仕上がりになるってのは楽しいもんです。好きなガンダムだからこそ、なかなか完成しませんでしたが、肩の力を抜いてプラモを本当に楽しめているな〜と今思えていたので、自分のスタンスで完成させられました。完成したV2を棚にちょんと置いたその瞬間は、まさに最高一瞬。リガ・ミリティアの希望の光が、僕のプラモライフを照らしてくれました。おしまい。
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