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Finish Works ド定番の戦車をピッチピチの鮮度で楽しむ!!

TAMIYA 1/48 scale ソビエト戦車 T-55 T-55再-13戦車模型は1/35スケール!! そんな考えをそっと置く日が本格的に来たのかもしれません。1/35至上主義者だった僕が、もはや1/48MMの虜になっています。なぜかって? ”かっこいい”からに決まっているじゃないですか。模型に文脈を載せる必要などないと思える、すがすがしい模型。色を塗って俺だけの戦車にして楽しむという模型本来の楽しみをこんなにもスピーディーに楽しめて、机上にも並べることができる。ディテールが~とか、言ってるんだったら1/35のパーツと1/48のパーツをドアップで撮影してみてください。2秒で判別できなかったらそれはキットの勝ちです。1/48MMにはそのクオリティがあり、それだけの模型が店頭にならんでいるのにも関わらず、やっぱり1/35しかないっしょ~みたいな考えで光が当たらないのは本当に残念でなりません。シャシーがダイキャストなんでしょ?とか言っている人も、すぐタミヤのHPに行きましょう。そしてこのページで最新キットの構成を見てみてください。本当に1/48MMは今、可能性だらけでその可能性をメディアがもっと後押ししてあげないと戦車模型の多様性は無くなるのではないかとさえ思っています。
T-55-10.jpg■どうでしょうか。心が穏やかになります。春のタケノコのようにすでに軸が生えています。軸を貼らなくても良い便利さ、精度もバッチリなので、車両のがたつきも生まれません。こういう工夫が48MMには随所に感じられます。35ではなく、48を選ぶ人にはこのような範囲の人たちもいるであろうから、ここは気楽に次のステップに行けるようにしておいたほうが良いでしょうという構成がそこかしこにあるのです。T-55-2.jpg■15~17のパーツを見てみてください。これはライトを保護する「ライトガード」のパーツです。細く繊細ですが、取り付け部分がデカいですね。小スケールでさらに取り付けに繊細さが必要になるパーツにもきちんと配慮が行き届いています。
T-55.jpg■砲塔に装備されているDShk-M対空機銃のシャープさ。48というサイズでもここまでの彫刻がビシーっと彫られています。どんなふうに組みあがるんだろうとワクワクが止まりません。
T-55-4.jpg■T-55のアイデンティティでありサカナクション。お椀のようなこの砲塔も、美しい鋳造表現の他に、ハッチなどがすでに1体で成型されているのも見どころです。
T-55-12.jpg■かつての(もうだいぶ前ですが)48MMのシャシーは小サイズでも戦車のずっしり感をイメージできるようにダイキャストでしたが、今はバラストに変更されています。ダイキャストのミニカーのようにずっしりと感じられるのは僕は好きでバラストを入れています。
T-55-13.jpg■入れるも自由、入れないも自由。今の48MMには選択の幅があるんです。
T-55-3.jpg■35MMと同様に3Dスキャンの技術と原型師のセンスによる素晴らしいフィギュアが付属します。服のしわとしわを合わせて幸せ体験があなたの指先を襲います。
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■かっこいいぜ!! 現用ロシア戦車兵のフィギュアがこのクオリティで手に入るなんて超うれしい。このヘルメット、本当にいいっすよね。前職の先輩がこれに似たヘルメットで自転車通勤していたのを思い出します。うまい店教えてくれる良い先輩だったな~。
T-55-24.jpg■48MMには現用戦車が着実に増えてきています。48MMになると現用戦車のサイズ感はちょうどよく、箱を開けた時に見るパーツの量の安心感と、シンプルな構成による説明書を見ているうちに模型を作ったことがある人なら、「組みたて&完成までの道のり」がなんとな~くみえてくるはずです。こんな風に机の上に並べて、現用戦車の各国の違いを楽しむこともできるんです。今回のT-55を組むと、あの国もこの国のも欲しい!っと思ってしまいます。
T-55再-3■そして塗るとまた楽しい。ディテールの凝縮感が半端ないので、塗装すると花が咲くようにさらに48MMの魅力が目を楽しませてくれます。各パーツに色が乗っていく瞬間瞬間に様々な興奮がやってきます。
ボービントン (704 - 751)
■今回の塗装は完全なIF設定です。中東でも多く使用されているT-55なので、こんな感じのもいるかも~、ドラム缶外したほうがそれっぽいけど、ドラム缶かっこいいから着けちゃおう~とかかなり自由にしました。戦車兵もヘルメットだけまんまで、衣服は中東ぽい色でとしています。イメージソースはボービントンでみた中東の車両たち(上の写真の車両だけじゃないですよ)。大量に生産され世界中で運用されたというバックボーンがあったりすると妄想が広がりますね~。
T-55再T-55再-4T-55再-5T-55再-6T-55再-7T-55再-9T-55再-2■四角い車体にお椀のような砲塔と、多くの人が戦車と分かるそのシルエット。そして数多くの模型メーカーからすでに発売されているモチーフ。正直選び放題の中で、僕らが良く知っているタミヤが新商品としてド定番の戦車を送り出してきました。価格も税抜き2000円のお手頃な価格。こんなファーストチョイス、めったにないかもしれませんね。ぜひ48MMの世界と、約10万台という膨大な数が生産されたド定番の戦車はどのようなものなのか、このキットを通して体感してみてください。おしまい。
■後記
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過去に1/48MMについてまとめたこちらの記事も読んでみてください。


Finish Works 今だからこそ大きな模型を作る・塗る!

HASEGAWA 1/32 scale キ43-II 中島 一式戦闘機 隼 二型32隼完成-7
■心は折れてないか? 下を向いてないか? さびしくないか? この短期間、僕は全部感じました。そして一番の解決策が家にいるということ。STAY HOME,STAY AT HOMEと叫ばれすごくやり切れない雰囲気と、何とかそれを克服しようと盛り上げようとする人たちのポジティブな行動。そんな空気が日常を支配しています。しかし僕たちモデラーにとってはどうでしょうか? 今の状況。僕たちの独壇場じゃないですか! 俺たちが模型って楽しいんだ! 家族ともできる、家族やパートナーとの理解を得て模型を楽しむチャンスなんだといろんな方法で見せて、語って、繋いで行く番なのではないでしょうか? そして今こそ、自分が作りたいものを思いっきり作って前を向いていこうじゃないですか! 俺はでかい模型をやります。32隼
▲あまりにも美しく、空というよりもどこかほかの次元を舞っているかのような隼。2000円のプラモを買うことで、小池繁夫氏によるこのイラストを自分の部屋に置くことができる。模型は箱も主役。絶対に忘れたくない文脈だ
■家にいる時間が増えると、雑誌を手にする機会も増えますね。バックナンバーを手にすると、いつもよりゆっくりと余裕をもってもう一度記事を楽しむことができる感覚ってないですか? 最新号って情報を吸い込みまくろうとしてなんか僕は焦ってしまうんです。
32隼本▲実機と見紛う写真と、清潔なレイアウト。それが飛行機模型雑誌スケールアヴィエーション。
■バックナンバーの「スケールアヴィエーション2019年9月号」の松本州平さんの隼の作例記事を読んでいると「その辺で古い模型屋をみつけて、お!っと思って入った時に、品ぞろえがあれな感じで何も買うものがない時に1/32の隼を買って出る。そんな模型」というお話が出てきました。どんな模型じゃい! と思いながらも飛行機模型のスペシャリストがすっとお金を払って模型屋さんを後にできるキットってめちゃくちゃに興味わくじゃないですか! しかも2000円くらいで1/32というビッグスケール。作例もめちゃくちゃにカッコイイし、ここはいっちょ作ってみるかとなりました。
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▲バラバラ~っとパーツを出すと、パーツ数少なくてびっくり。これは楽しく作れそうだぜ!
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32隼-7▲凸モールドと凹モールドの協奏曲。凸リベットのカッコよさ、梨時の羽布表現のザラツキの如何にも感にも痺れる!最高!!
32隼-632隼-5▲おいおい!アニキ随分とペラペラじゃね~かよ!飯食ってんのか? でも徳がありそうな顔してますね。この隼のキットが長い間愛されるのはあなたのおかげかもしれません。ありがとうございますも痺32隼-10
▲胴体のリベットもすごく迫力があり、ワクワクが止まらない。凸リベットは模型をマッチョにしてくれる。モチーフを模型へと昇華してくれるアイコン。色を塗るとお前の存在感が最高なんだよね
■1969年に産声を上げたキット。僕のお父さんとお母さんはまだ出会ってもいない。戦争が終わってまだ24年しかたってない世の中に放たれた隼。きっと戦争で乗った人もまだ生きていたかもしれません。与太話ですがうちの祖父は僕に「隼を整備していたんだ」と話してくれましたが、実際は戦車部隊に所属していました(お葬式で知りました)。何故そんなホラをふいたのかは知りませんが、この隼を組むとなんか好きになるし気になる存在になるんです。祖父も隣の芝生が青く見えたんでしょう。隼いいな~って。当時から愛されていたんでしょうね。だからキットを組んでいるときも昔のキットだけどすごく安心感がある。無口だけど整頓された祖父の家に遊びに行った記憶が呼び起こされました。祖父のホラのおかげで零戦よりも先に知った日本の戦闘機なのでした。
32隼-1132隼-1332隼-12▲でかいけどシンプルなキットだからどんどん組んで塗っていく。見えないところなんて筆でべしべし。それが面白いっす
32隼-14▲徳ちゃん。絶対に帰還してくれよと思いながら塗る。塗っても徳ちゃんだからきっと大丈夫だよね
32隼-1532隼-16▲士の字! 徳ちゃんもコクピットに収めた状態でパーツを取り付ける。乗せるとね、すごくいいよ
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▲僕は基本水性アクリルで塗ります。水性アクリルの銀で気に入っているのが「ファレホのジュラルミン」。とてもぎらついた強い銀で、どうだこのやろう!かっこいいだろう!と主張してくる銀です。好きです。この上にプレミアムトップコートの光沢で塗料をがっちりコートして、タミヤアクリルの濃緑色+クリアグリーンを塗ります。その後迷彩をタミヤアクリル溶剤を含ませた筆でドライブラシしました。その動画は僕のツイッター@neofumiteshiで公開していますので見てみてください
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■僕は今、模型が完成した次の日の朝に撮影するのにはまっています。まだ朝は寒いので、暖かいコーヒーかお茶を入れて、飲みながら撮影。物音もしない静かな中で撮影していると、模型との対話が始まります。どこを写そうか?とか、完成してよかったな~、本当にとか。全然たわいもないことです。でもそんな時間を朝からゆっくりできるのっていいと思うんです。撮影した写真をスマホに入れて通勤中、ニヤニヤしながら自分の作った模型を見る……日常の中の時間に“模型”を落とし込むのは「作る」だけじゃないですよね。それ以外も面白いから自分の時間の中にどんどん落とし込んでいきたくなる……だから趣味なんですよね。
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▲撮影スタートから朝日は昇り続ける。時を戻すことはできない。シャッターを押した回数だけ出会いが待っている
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▲光源とは非常に面白く難しい。少し時間がたつだけで全く異なった絵になるのだからこまったもんである(←楽しい悲鳴)
■1/32スケール。台からはみ出る。でもそれを見ていると「いや~作りましたな~」という達成感がやって来きます。しかもこのキットはシンプルだからこそ、でかいのに短距離走のようにゴールが見えた中で作っていけるので最高です。ハセガワの1/32スケールは「でかい⇒緻密&精密」ではなく、「でかいの作るのって楽しいよ」という声が聞こえてくるシリーズです。細かいところを言うといろいろあるみたいですが、“でかくてカッコイイ”が短時間で手に入るのはやっぱりうれしいもんです。組み立てのストレスが少ないから、塗装工程にもスムーズに移行できるのでリズムが崩れません。そういう模型ってやっぱり良いですよね。
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32隼完成白-332隼完成-11■プラモデルに自粛はない。お家で楽しいことをすることが今みんなのためになる。そしてみんなで楽しんだ経験は絶対に次に活きてくると思います。今だからこそがこれからになる。自分の作りたいものを今、思いっきり楽しみましょう! 次は何を作ろうかな? おしまい。
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