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ガンダムなVANSが大好きです/アナハイムファクトリー

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 アナハイムと聞くとガンダムが好きな人は「エレクトロニクス」と脊髄反射。僕もそうです。AEというデカールをガンプラに何枚貼ったことか……。今日のアナハイムな話はガンダムではなく、僕が大好きなスニーカー・VANSの中にある「アナハイム」です。
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 VANSの中には、デザインとかは通常ラインとそれほど変わらないのですが、普通じゃない「アナハイムファクトリーコレクション」というシリーズがあります。値段は通常ラインより少しだけ高いです(といっても1万円あれば買えます)。このシリーズは、VANS創業当時にアメリカのアナハイム工場で生産されていた頃のディテールを再現しているのが特徴(再現しているのでアメリカ製ではありません)。その姿は、1966年当時にお店に並んでいたものを彷彿とさせるとまで言われています。
 またインソールはクッション性の高いものとなっていて、クラッシックなデザインでありながら履き心地はアップデートしているというとっても嬉しい仕様になっています。この写真のオーセンティックのネイビーは最高にお気に入りです。
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 右のオールブラックのオーセンティックは通常ラインのもの。アナハイムファクトリーの物と比べると、トゥのボリュームが全く異なります。この部分はアナハイムと通常ラインで最もデザインが異なる部分。たったこれだけ? と思うかもしれません。でもアナハイムファクトリーを履くと、このちょっとだけのボリュームの虜になります。ワイドパンツでも丈の短めなパンツでもスニーカーの存在感を損なうことなく、いい感じに収まってくれます。
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 中を覗くと、インソールに一枚なんか貼ってあります。これが履き心地をめちゃくちゃ良くしてくれるULTRA CUSHと言うもの。長時間履いても足の裏が痛くなりません。ぷにぷにする感じが気持ち良いです。
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 オーセンティックはVANS創業時に生まれたブランドの顔。そして上の写真のオールドスクールもまた、VANSを代表するモデル。オールドスクールの黒は大好きで、常に下駄箱入っているスニーカーです。オールドスクールのアナハイムファクトリーは、通常ラインよりも断然かっこいいと断言できます。存在感がまるで違います。オーセンティック同様、アッパーのボリュームがあり、全体のバランスに安定感があって良いです。
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 オールドスクールを履くたびにいいなぁと思うのが、スウェードとキャンバスがコンビになったデザイン。アナハイムのオールドスクールのキャンバスは10オンスもあるので耐久性も抜群です。
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 履き口もレザーになっていて、フィット感も最高。インソールにはもちろんULTRA CUSHが搭載されています。
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 僕はVANSのスニーカーを履くときは、パンツの裾をクッションさせるのが好き。501も、VANSのスニーカーを履くときに合わせた長さの物を、青と黒1本ずつ用意しています。
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 デザインは通常ラインと本当に些細な違いでも、細部にこだわりがある「アナハイムファクトリーコレクション」。VANSのスニーカーを買うなら絶対にオススメと言えるシリーズです!!


優艶なるミリタリーパンツ/フランス M-47

R0000512.jpg▲僕の好きなプラモデルでも立体化されてたりするのかな? まだ出会っていない

 第二次世界大戦後のフランス軍によって、初めて開発・採用されたミリタリーパンツ「M-47」。僕がミリタリーウェアを好きになるきっかけになったアイテムです。妻の後輩が始めた古着屋さんにお邪魔した時に出会いました。ミリタリーウェアとは思えない縫製の美しさ。そして分厚いコットンの迫力。一目で度肝を抜かれました。僕が出会ったのはデッドストックだったので状態もピンピンだったのです。今ではプラモを作っている時も穿いていて、塗料やペーストがいろんなところについてます。まさに「俺のM-47」になっています。

R0000518.jpg▲僕のは1947年から1950年に採用されていた前期型というタイプ

 オリーブドラブ? とはまた違った、何とも上品なグリーンが最高です。マルタン・マルジェラがその縫製の美しさから、裏返しにしてモデルたちに着用させてランウェイを歩かせたこともあり、このパンツは世界中から愛され、今でも大人気のモデルになっています。アメリカのミリタリーパンツが剛なら、フランスのM-47は柔と言ったところでしょうか。上品さも出て(僕のは穿きまくっているのであまりその感じは出ませんが……)ジャケットやブレザーと合わせてもかっこいいです。このパンツ1本あれば、何とでもなってしまう……そのくらい凄いパンツだと思っています。

R0000519.jpg▲フロント上部のボタンが露出しているのが前期型の特徴のひとつみたいっす

R0000521.jpg▲ポケットの裏地もしっかりしていてかっこいいのよ。味が出てますね~~
R0000528.jpg▲こちらも穿きすぎてスカスカの表記タグ
R0000529.jpg▲タミヤウェザリングペーストが付着したので、まもなく模型です。ミリタリーミニチュアに仲間入りだ!!
R0000530.jpg▲Tシャツでもシャツでも、なんでも合います。ラルフローレンのシャツと合わせるのが大好きです

 僕はタミヤの戦車模型・ミリタリーミニチュアシリーズをよく作ります。M-47は戦後フランス軍と言うことで、立体にはなかなか恵まれないゾーン。いつかはプラモで作りたいな~と思いながらも、現代では僕のようにミリタリーウェアと普通の服を合わせる人たちが街にたくさんいます。その様な人たちこそ、今のミリタリーミニチュアになっていたら最高ですね。M-47を穿いた学生が、車とかバイクと一緒に模型の世界にいる。一日も早くそんなミリタリーミニチュアと出会って見たいなと、M-47を見て思うのでした。それでは、またね。

夏のTシャツ/チャンピオン ヘビーウェイトTシャツ

R0000257.jpg▲この「C」のマーク、嫌いな人いないですよね!!

 クローゼットの春物を全て整理してTシャツだけにしました。ここから10月くらいまではTシャツ生活が続きますよね~。僕は無地のTシャツが大好き。あまり派手なガラTシャツは着ません。そして厚めのヘビーウェイトが大好き。
 そうなると自然とアメリカ物のTシャツになってきます。がさっとしたコットンの雰囲気が、夏に最高なんです。
R0000254.jpg▲世界中で愛されてるチャンピオンの無地Tシャツ

 左袖に「チャンピオンのロゴ」が入っているだけ。それだけでいつもの無地Tシャツと違って見えるから「チャンピオンの無地T」はすごくいいですよね。白は「T1011」と言って、アメリカ製のヘビーウェイトTシャツの代表モデル。胸ポケットが小さすぎて、携帯とかも入れられません。完全飾りですが、それがまた良いです。ネイビーは、アメリカ規格の物。アメリカの生協などでボディに使用されるもので、古着屋さんとかで2500円から3000円くらいで買えます。アメリカ規格らしくサイズがデカいので、Lサイズでもかなりのビッグシルエットを楽しめます。
R0000260.jpg▲無地のTシャツのアクセント役。胸ポケット
R0000258.jpg▲ネックの作りもしっかりとしていて、2年くらい着てますが全くヨレっとしません
R0000263.jpg▲ホンジュラス産のアメリカ規格。ちょっとチープなんですが、生地は分厚くてずっしり。このがさっとした大量生産品の雰囲気って僕は好きなんです

 暑い夏はとことんシンプルな服になります。そんな時に時折見える、左袖の「C」のロゴマークは無地のTシャツを着ていてもなんか特別な気分にさせてくれます。しかも多くの人が知っている普通のロゴだからいやらしさもないですしね。日本人的な粋の文化につながるような、慎ましいワンポイント。そういったものがアメリカの大量生産のTシャツにあるのって素敵ですよね。夏のTシャツにチャンピオンのヘビーウェイトTシャツはとってもいいですよ。



 

夏の小さな遊び。靴紐を変える。

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 すでにTシャツ短パンです。白Tに黒やオリーブのパンツがユニフォームのようになる季節で、いつも地味。そんな時こそ、ちっちゃなところを変えて遊ぶと楽しいです。腕時計をしてみたり、靴下を変えて見たり、ネックレスをしてみたり。僕は靴紐を変えたりします。
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 ヴィンセントシューレース。ポパイやAH.Hでも紹介されている靴紐で、気になっていました。神保町に行った時に良く覗きに行くお店「ブルーブルー神田」で初めて見て、かっこいいなぁと思い、去年ひと組み買ってみたんですね。あまりに気に入ってしまったので、今年の夏もうひと組み追加しました。それがこの「カーキ」の靴紐です。触り心地も良くて、靴を履く時に触るとテンションが上がります。
R0000044.jpg▲クラークスのワラビー。通年履けるスウェードの素敵な靴です。クレープソールも柔らかくて気持ちが良いです

 この靴紐、クラークスのワラビーやデザートブーツに合わせた長さになっています。それ専用に作られたプラモのディテールアップパーツのように、ピシッと合うんです。ワラビーやデザートブーツに最初からつけられている靴紐も大人っぽくて落ち着いていて好きです。ただ、僕の夏の格好はとっても地味なので、こういう部分で遊びたくなるんです。
R0000047.jpg▲カーキの靴紐を付けると印象が変わりますね。なんだか軽くなった気がします。

R0000055.jpg▲デザートブーツには緑の靴紐で

 昨年購入した緑の靴紐はデザートブーツに。もともとあった紐は、ヴィンセントシューレースのケースにそっとしまって、秋冬になったら装着しようと思います。外は暑いけど、明るく・軽くなった足元でいろんな場所に行きたいですね。


カーゴパンツの王様。アメリカ軍の傑作「M-65 フィールドパンツ」

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 カーゴパンツは最高だ。僕みたいにカバン嫌い、手がふさがるのが嫌な人間においてはカバン代わりにもなる。ノートパソコンを持っていく時だけはカバンを背負うけど、その他の打ち合わせの時は、カーゴパンツのポケットに小さなノートとボールペン、名刺だけで打ち合わせに行く。
DSC_8967.jpg▲1965年に採用されたアメリカ軍のミリタリーウェア。長らく愛用されていて、僕の持っているウッドランド迷彩は1980年代から導入されたパターンです。オリーブ一色のM-65は人気で、最近高騰していますが、ウッドランド迷彩は迷彩を苦手と思う人が多いらしく、お手頃価格で購入しやすいです(中田商店で5800円でした)。迷彩のパンツってシンプルな上着ならなんにでも似合うのにな~と思うんですけどね
DSC_8974.jpg▲町でよく見るカーゴパンツの源流はこのM-65であることが多いです。パンツのサイドに、このようなポケットがあるの見たことありますよね? ここに物を入れてしまえば、手ぶらで仕事や遊びに行けます
DSC_8970.jpg▲ミルスペックタグ。軍物に見られる楽しいタグで、ファッションブランドもこれをそのまま模倣したりしています。DLA(国防兵站局、1977年以降くらいから)が、1985年に契約したモデルのようです
 
 世界中のファッションブランド、ファストファッションでもリスペクトされているパンツであり、カーゴパンツの王様。ズドンと太くて、これ1着で存在感抜群。上に白いTシャツ、オックスフォードシャツ、ポロシャツ、ブレザーなどなんでもマッチするので、このパンツが1本あるだけで、合わせには困らない。そして軍パンだから、ガシガシと穿けば穿くほどカッコ良くなっていく。
DSC_8984.jpg▲軍パンと革靴の組み合わせは最高に楽しいです

 軍パンはスニーカーもいいけど、革靴との相性が抜群。そりゃ戦場ではブーツ履いていたもんね。でも、そういう本気の靴じゃなく、僕たちの生活の中にある素敵な靴たちととっても仲良くなれるのが軍パンの最高なところ。戦うために考え抜かれて作られたものと、日常の生活を快適に、または日常の生活にちょっとした幸福を感じてもらいたいと思い作られた靴だからこそ、出会った時にピシッと合うのかな。気持ちが入っている物と物は合わさると、そんな景色が見える。そこで見た景色こそ自分の中の最高の自己満足なんだろうな。自分が良いと思うものを楽しむ。それでいいんだよね。

Tシャツ/NAUTICA PACK-T、パンツ/M-65 フィールドパンツ(中田商店)、靴/シャンボード(パラブーツ)